みなさんこんにちは😃 はる歯科診療室受付の森です(^^)

皆さんは歯磨きをする時、歯ブラシ以外にデンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどの補助清

掃用具を使用していますか?

歯ブラシでうまく磨くことができていても、歯と歯の間の汚れは60%しか落ちないと言われていま

す😭


歯ブラシでは歯の表面は綺麗になりますが、歯と歯の間、ブリッジの隙間などどうしても磨き残し

てしまうところがあります。

そのような歯ブラシでは届かない所にプラスαで使うものが補助清掃用具です。


歯ブラシと歯間ブラシを併用することで、プラーク除去率が1.5倍に向上したと言う報告もあります

今回は主要な補助清掃用具である「デンタルフロス」「歯間ブラシ」「ワンタフトブラシ」につい

てお話しします📣

●デンタルフロス

デンタルフロスとは細い糸が何重にもなっている糸状の補助清掃用具のことで、歯と歯の間の汚れ

を除去するために使用します。


欧米では「floss or die(フロスか死か)」と言われるほど使用頻度が高い清掃用具です。


特に歯と歯の間が狭く、食べカスなどが詰まりやすい方におすすめです。

デンタルフロスの効果はこちら💁‍♀️

①歯と歯の間のプラーク除去効果の向上


②虫歯や歯周病の予防


③口臭の予防や改善


④虫歯や修復物の適合不良を早期発見

デンタルフロスには色んな種類があります(^ω^)

①ホルダータイプ

ホルダータイプはホルダーに糸が取り付けてあるため、誰でも簡単に使用することができます。


デンタルフロス初心者の方には使いやすくおすすめです。


形も色々あります。

◎F字型

前歯への使用に適しています。持ちやすく、細かく手を動かすのが苦手な子どもまで幅広く使えま

す。

◎Y字型

奥歯への使用に適しています。前歯と奥歯で使い分けが面倒という場合には、前歯も奥歯も使用で

きるY字型を選ぶとよいでしょう。

②ロールタイプ

ロールタイプは必要な長さに糸を切り、指に糸を巻きつけて使います。


初めは少し扱いにくいですが、慣れてしまえば簡単で経済的です。 


ワックス、ノンワックス、エクスバンドの3種類の糸があります。

◎ワックスタイプ
繊維がワックスでコーティングされているので歯と歯の間に挿入しやすく、フロスが切れたりバラ

バラになりにくいのが特徴です。


はじめて使用する方や修復物が多い方におすすめです。

◎ノンワックスタイプ


繊維がワックスで固められていないので繊維が広がり歯の表面にフィットします。


ワックスタイプよりプラーク除去効果が高いのが特徴です。

ワックスタイプに比べ引っかかりやすく、引っかかると切れたりばらけたりしやすいです。

◎エクスバンドタイプ


唾液や摩擦でスポンジのように糸が膨らむタイプで、最もプラーク除去効果が高くなっています。

しかし糸が太いため、歯間が狭いところには入らない場合があります。

使い方に関しては、こちらの動画をご覧ください🎥
 

  ☟☟☟
https://youtu.be/S2lYIamlkB8?si=r6SetceQDc_oY02J

ちなみに子どもにもフロスはするべきなのか?という質問をいただくことがあります。

結論から言うと、子どもにもフロスをすることは虫歯を防ぐ上でとても重要です‼️

子どもの歯と歯の間のむし歯は、乳歯が生えそろってきて、歯と歯の間が狭くなってくる2歳ごろか

ら増え始めます。


乳歯のむし歯は痛みを感じにくく、発見しづらい傾向にあります。

しかしながらただでさえ大人の方でも使われている割合が少ないデンタルフロスは、子どもに対し

ての使用率はさらに下がります。

デンタルフロスの使用率は大人で39.2%に対し、1歳から4歳までの幼児だとたったの15.4%という

報告があります😧


虫歯は少なくなってきているとはいえ、日本人はまだまだ歯の健康への意識が低く、デンタルフロ

スや歯間ブラシの使用率は欧米に比べてもかなり低いと言えます。

小さいお子さんの場合、保護者の方が仕上げ磨きはしていると思います。


毎日のフロスケアで歯垢を取りのぞき、むし歯の発生を防ぎましょう。

●歯間ブラシ

歯間ブラシもデンタルフロスと同じく、歯と歯の間のプラークをとる補助清掃用具です。


ブリッジの下や歯と歯の間の広いところ、矯正装置の周りなどに使用します。


デンタルフロスよりもすき間が比較的大きいところに用いられることが多いです。


歯間ブラシの交換時期は、使用したら洗って1週間使えるものから使い捨てのものそれぞれあるので

説明をよく確認しましょう。

歯間ブラシの効果はこちら💁‍♀️

①歯と歯の間のプラーク除去効果の向上


②虫歯や歯周病の予防


③口臭の予防や改善

歯間ブラシの種類も色々あります。

①素材による分類


ゴムタイプと針金タイプがあります。

◎ゴムタイプ


柔らかく歯茎を傷つけにくいため、針金タイプと比べるとプラーク除去率は低下します。


歯間ブラシを使いはじめたばかりの人におすすめで推奨されます。

◎針金タイプ


針金にブラシがついているもので、汚れを落としやすい反面、間違った使い方をすると歯茎を傷つ

けることがあります。 

②持ち手のタイプによる分類

I字型、L字型、カーブ型があります。

◎I字型


持ち手部分が真っ直ぐになっており、前歯への使用に適しています。


奥歯に対しては先端を曲げて使用しますが、歯列に沿いにくいため操作性に優れず慣れが必要で

す。

◎L字型


ブラシの根元がL字型をしているものです。


前歯だけではなく、奥歯の清掃もしやすいのが特徴です。

◎カーブ型


持ち手部分が長めでカーブしているため、歯列に沿って挿入することができます。


奥歯の清掃に適しています。

③ブラシのサイズによる分類

ブラシのサイズはおおよそ「SSS, SS, S, M, L, LL」の6種類があります。

「SSS, SS」サイズは歯間の隙間が狭い部分や矯正装置、ワイヤーの間の清掃に用いられます

「S, M」サイズは軽く歯茎が下がっていて歯と歯の間が少々広いところ、ブリッジの周辺の清掃に

用いられます。

「L, LL」サイズは重度に歯茎が下がっていて歯と歯の間が広いところ、歯の根っこが見えている部

位などの広い隙間の清掃に用いられます。

適したサイズは一人ひとりの歯の状態によって異なるので、自分の歯にぴったりのサイズを選択す

ることが大切です。


もしご自身でわからなければスタッフにご相談ください。


こちらの動画も参考になさってください🎞️

   ☟☟☟
https://youtu.be/U1fMiVU_w_o?si=C1Krfl60Ly87lQJs

●ワンタフトブラシ

ワンタフトブラシは歯と歯の間を効果的に磨くことができる、毛先が密集した歯ブラシ型の補助清

掃用具です。


磨き残しを防ぎ、ブラッシング効果を高めてくれます。

虫歯や、歯周病などの歯科疾患が一番少ないスウェーデンの人々が毎日のオーラルケアに取り入れ

ています。

ワンタフトブラシが効果的な磨く部位はこちら💁‍♀️

①歯並びの悪いところ


②矯正装置の周り


③ブリッジの周り


④孤立している歯の周り


⑤上下前歯の裏側


⑥一番奥の歯の後ろ側


⑦下の奥歯の内側の歯と歯茎の境目


⑧上の奥歯の外側などがあります。

普通の歯ブラシより毛が密集しているため、磨くときは優しく細かく動かすようにしましょう。


間違った使用を続けると、歯茎が下がってしまう原因にもなってしまいます。


またワンタフトブラシは1ヶ月に1回交換するようにしましょう。

補助清掃用具はデンタルケアを高める上で欠かせないものですが、使いはじめた最初は操作が難し

く面倒になってしまうかもしれません:;(∩´﹏`∩);:


ちょっとしたコツが必要かもしれませんが、日々使っていくことで慣れてくると簡単かつ効率的に

プラークをとることができます。

歯間ブラシ、デンタルフロス、ワンタフトブラシは補助清掃用具と言われていますが、歯ブラシと

同じくらいとても大切な道具です。

実際に私も寝る前は歯ブラシで磨いた後に、デンタルフロスをして、ワンタフトブラシで磨き残し

ているところを磨くようにしています。


習慣化されれば、デンタルフロスとワンタフトブラシを使わない日は違和感を感じてしまうほど、

自然とするようになっていきます♪

皆さんにも毎日最低1回は、お口の中のさらなる健康のために補助清掃用具を使用いただくことおす

すめします。


はる歯科診療室では、歯科衛生士によるブラッシング指導や患者さん一人一人にあった補助用具、

歯ブラシの選択についてもアドバイスさせていただきます。

もし日々のデンタルケアでお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください☺︎


スタッフ一同、お待ちしております。

ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室

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