みなさんこんにちは☀️

はる歯科診療室受付の森です。

年末も近づき、慌ただしい毎日が続いております💨 

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さて今回は、妊娠中に気をつけたい「妊娠性歯周病」についてお話します。

実は妊娠中は歯のトラブルが起きやすいんです:;(∩´﹏`∩);:

その一つに「妊娠性歯肉炎」があります。

みなさんは「妊娠性歯肉炎」という言葉をご存知ですか?

妊娠中は「エストロゲン」、「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが血液中に多く存在して

います。

これらのホルモンを、プレボテラ・インターメディアという歯周病原性細菌が栄養源にしているこ

とから、菌が増殖して口の中で活発に活動します。

そのため妊婦さんは、歯周病の初期症状である「歯肉炎」になりやすく、多くの妊婦さんが、妊娠

性歯肉炎にかかっているともいわれています。

また、女性ホルモンが急激に増加するため、血管の透過性が高まることで、唾液の粘度が上がって

口腔の自浄性が低下するなど、歯肉の炎症や出血を引き起こしやすい環境になります😭

この2つの女性ホルモンは妊娠中だけでなく、排卵と生理のサイクルにも影響しているため、女性は

歯肉炎になりやすいといわれています。

もともと歯肉炎だった人が、妊娠してさらに悪化してしまうケースも珍しくありません。

さらに、つわりによって歯磨きが困難になったり、食事の回数や嗜好が変化したりすることで、

プラーク(歯垢)が蓄積して歯茎の腫れや出血が起こる場合もあります。

こうした妊娠中に起こる症状を「妊娠性歯肉炎」と呼びます。

主な症状は以下の4つがあります☝️

① 色が赤くなっている

② ぶよぶよと腫れている

③ 歯と歯の間にある歯ぐきが、丸く厚みを持ってふくらんでいる

④ 歯をみがいた時などに出血しやすい 4つの項目のうち一つでも当てはまる場合は、歯肉炎になっ

ている可能性が高いです。

歯周病については、こちらのアニメーション動画を参考になさってください💁‍♀️

   ☟☟☟

https://youtu.be/bMemPJohnyM?si=t0XHSQA9OKotgn-o 

出産後にホルモンバランスが落ち着くと改善することがほとんどですが、適切なケアを行っていな

いと、そのまま歯周病に進行してしまう恐れもあります(´ω`)

進行した歯周病になると、歯周病菌の毒素や歯ぐきの炎症によって「サイトカイン」や「プロスタ

グランジン」などの炎症を起こす物質が多く産出され、歯ぐきの毛細血管から血流に乗って体内を

移動し、子宮に到達してしまうことがあります🦠

すると、まだおなかの赤ちゃんが生まれる状態ではないのに、子宮を収縮させて勝手に出産の合図

を出してしまい、早産につながる可能性があるといわれています。

また、進行した歯周病になると胎児の成長にも影響を及ぼし、2500グラム未満の低体重児になり

やすいともいわれています。

ここ数年で妊婦さんの進行した歯周病は、早産の重大な原因だということが分かってきました。

今まで早産の原因の多くは喫煙だといわれていましたが、実は歯周病のほうがリスクが高いといわ

れているほどです😨

そのため、妊娠中の歯のケアは非常に重要なんです⭐️

こちらの動画でも解説しておりますので、参考になさってください🎞️

   ☟☟☟

 https://youtu.be/JH4i37P9CeY?si=A0O2KCsQZSePobbq 

妊娠中の歯科治療について もし妊娠性歯肉炎や歯周病の症状がある場合、妊娠中に歯科治療ができ

るのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

妊娠中期で比較的体調が落ち着いているときに、妊娠性歯肉炎や歯周病の治療を行って症状の改善

が認められたケースは多く、悪化を防ぐことも可能です。

しかし、妊娠中に歯科治療を行うことは、妊婦さんにとって大変なストレスになります。

妊娠中は体の変化が大きく、虫歯や歯肉炎などの初期症状に自分では気づきにくいものです。

まずは、つわりがおさまる妊娠4~5カ月頃に歯科健診を受けることをおすすめします。

妊娠中の歯科受診時の注意 妊娠中に妊産婦健診をする場合、診察前に必ず母子健康手帳の提示をお

願いいたします。

産婦人科医から何か注意されていることがありましたら、歯科医師やスタッフにお伝えください。

治療中はできるだけ楽な姿勢をとり、体調や気分が悪くなったときは遠慮なく申し出てください。

妊娠中の歯科治療の心配ごと 妊娠中に歯科治療を受ける場合、よく心配される3つのことについて

ご説明します。

1)エックス線撮影

通常の歯科治療で用いるエックス線の放射線量はごくわずかで、照射部位も子宮から離れているの

で、お腹の赤ちゃんにはほとんど影響ありません。

妊娠していることを伝えて防護用エプロンを着用すると、さらに安心です。

2)麻酔の使用

通常、歯科治療に用いる麻酔は局所麻酔で使用量もわずかです。

局所で分解されるため、お腹の赤ちゃんには影響ありません。

痛みを我慢しての治療は、お母さんにも赤ちゃんにもストレスになるため、無理せず適切に使用し

たほうがよいでしょう。

ただ、以前に歯科麻酔でトラブルがあった、効きが悪く多量に使ったなどの経験がある場合は、

歯科医師とよく相談する必要があります。

不安が大きければ、出産後に治療を考えてもいいでしょう。

3)薬剤の使用

できれば妊娠初期での薬剤の服用は避けたいものです。

妊娠中期以降の歯科治療で処方される薬剤は、妊娠中でも安全に使用できるものが選ばれています

が、不安や心配がある場合は歯科医師や薬剤師、産科の主治医に相談しましょう。

妊娠前からの歯のケアがおすすめ 妊娠中は、妊娠性歯肉炎や歯周病になりやすい状態で、歯科治療

も注意が必要になります。

そのため妊娠前から、口腔環境を良好に保つための正しい歯磨きと、定期的な歯科健診やクリーニ

ングをしていくことが重要です。

妊娠中の歯科健診、歯科治療についてご相談がありましたら、はる歯科診療室にお気軽にお問い合

わせください☎️

ご予約のお電話は 087-833-6480 高松市西町 13-31 はる歯科診療室

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