みなさん、こんにちは😃
はる歯科診療室 歯科衛生士の森です♪
今日は、「先天性欠損」についてお話しします📢
「先天性欠損」という言葉は普段聞くことは
あまりないかもしれませんが、生まれつき歯が足りない状態のことを言います。
聞くことがあるとしたら、お子様の健診などがほとんどだと思います。
このように歯が足りないと言われると、
びっくりされたり心配になった保護者の方も多いと思います😨
まず、通常は乳歯はだいたい3歳前後で生え揃い、全部で20本生えます🦷
その後生え変わり永久歯となり、親知らずを含めて全部で32本生えます。
生え変わりはお口全体のレントゲン写真で確認できます📷
レントゲン写真の赤丸がついている所には
本来ならば、永久歯の元になる歯胚が確認できますが、
私の子供の場合も3歳の時点で
歯胚が確認できませんでした。
1年後の4歳のレントゲン写真では
歯胚が確認できました🦷
レントゲン写真を撮る時期によっては
まだ歯胚が確認できない場合もあります。
もともと乳歯から歯が足りないということも
ありますが、永久歯で多く見られる形態異常で、10人に1人の割合だと言われています。
原因に関しては、はっきりとは分かっていません(´ω`)
遺伝や妊娠中栄養不足、全身疾患の影響、
お腹の中にいる時の薬の影響を受けてしまったことなどが原因だとも考えられています。
この先天性欠損の発生で多いのが、上下顎ともに第二小臼歯(奥から3番目)や
側切歯(前から2番目)です。
乳歯の下に永久歯の元になる「歯胚」という
歯の卵のようなものがあります。
この歯胚がやがて育ち永久歯となって乳歯と生え変わりになります。
乳歯は、永久歯が下から押し上げてくることで
根っこが吸収し抜け落ちますが、先天性欠損により、
永久歯が生えてこないと乳歯は抜けずそのまま残ります。
しかし、この乳歯が残っても噛み合せとしての機能には問題はありませんが、
一生使えるかというとそうとも限りません😨
というのも、乳歯は永久歯に比べて根っこが短いため少しずつ根っこが
吸収されてグラグラになり、20歳前後くらいで抜けてしまうこともあります。
また、乳歯は永久歯より歯質が柔らかく虫歯になりやすいので、
治療を繰り返し削っていくと詰め物や被せ物をすることも難しくなります。
いずれは抜けてしまう可能性があるとしても
歯並びなどに影響を与えないようにする必要があります。
では、もし抜けてしまったらどうしたらいい?そのままにしていいの?
と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
答えはNOです🙅♀️
そのままにしてしまうと、歯がない状態が長くなればなるほど隣同士の歯が倒れてきたり、
噛み合うはずの歯が伸びてきてしまったりすることがあります。
そうなると、噛み合わせが悪くなったり歯並びが悪くなったところに
汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になります:;(∩´﹏`∩);:
ですが、もし抜けてしまっても、治療法はいくつかあります✨
・ブリッジ
抜けてしまった乳歯の両隣りの歯を連結する被せ物です。
デメリットは、健康な天然歯の歯を大きく削って被せないといけません。
メリットは着脱が必要ないことです。
ブリッジに関してはこちらの動画も参考になさってください🎞️
☟☟☟
https://youtu.be/AztqfHKWMH4?si=Mp-P_q7NMTSeB4Dk
・部分入れ歯
ブリッジのように大きく削って被せる必要はありませんが(虫歯の場合は治療が必要)
取り外しになるため、歯磨きの時に毎回取り外して歯磨きする必要があります。
入れ歯の内面にも汚れが付着するので、外さずそのままにしておくと菌が繁殖します🦠
・インプラント
抜けてしまった所に人工の根っこを骨に埋入して被せ物を入れる治療で、
両隣りへの影響も少ないです。
ただし、治療期間が長く外科処置を伴います。
また、自費治療になるため高額になります。
・歯列矯正
乳歯があったスペースを矯正で閉じ歯列をきれいにします。
デメリットは、人工物を入れなくても良いが
治療期間が長く自費治療になります。
どの治療にもメリット、デメリットがありますが、
ご自身に合った治療ができるように治療計画、ご相談致します☺️
また、3歳前後を目処に定期的にレントゲン写真を取り確認していきましょう!
レントゲン写真を撮影する際は、防護服を着用して撮影しますのでご安心ください😊
はる歯科診療室では、お子様の歯医者さんデビューを応援しております!
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まだレントゲン写真を撮ったことがない、お子様や乳歯が抜けてしまって
そのままになっている方などお気軽にご相談ください✨
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