みなさんこんにちは
はる歯科診療室 歯科衛生士の近藤です!
3月に入って暖かくなるかと思いきや、まだまだ寒いですね
最近のニュースで、麻疹が流行っているという報道をしています
風邪に似た症状が出るみたいなので、みなさん気をつけてくださいね
さて今日は口腔がんについてお話しします
口腔がんとは、お口の中にできる悪性の腫瘍を指します!
舌や歯茎、唇、顎、頬の粘膜などにできます。
体の表面や内臓の内側の組織を扁平上皮といい
口腔がんの約90%はこの扁平上皮からなります。
男女ともに40歳代後半から増加し、高齢になるほど増加します
日本では年間約6000人がかかり、約3000人もの方が死亡しているとされています。
国を挙げてがん対策に取り組んでいるアメリカをはじめとする先進諸国では、早期発見、早期治療を徹底することで、罹患率は変わらず高いものの死亡率は減少傾向にあると言われています。
ところが日本はその逆で、罹患率も死亡率も年々増加する一方なのです!(◎_◎;)
口は、咀嚼(噛む)、嚥下(飲み込む)、声を出すなど人間が生きて行く上で重要な働きをする大切な器官です。
歯を含め、口の健康は豊かな生活を送る上で欠かすことができません。
その大切な器官である口を「口腔がん」から守るためには、病気を正しく理解することが第一歩です。
症状としては…
がんができた粘膜が白く変色したり、赤くなったり粘膜の形が変わることもあります!
口の中にしこりができたり口内炎がなかなか治らないなどの症状も出ます!
がんが進行した時の症状としては…
●粘膜のただれや出血
●話しにくい
●食事がしづらい
などがあります
原因は飲酒、喫煙、炎症、口腔衛生不良などが関係していると言われています
その他、適合の悪い詰め物や被せ物、入れ歯などの慢性的な刺激も原因とされています。
予防方法は…
●定期的な歯科健診
●適合の悪い詰め物や入れ歯のやりかえ
●アルコールを控える
●生活習慣を改善する
●口腔内を清潔に保つ
そして、日頃からセルフチェックを心がけましょう
次の症状があれば、早めに歯科医療機関へご相談ください
・かんだ傷や抜歯した傷がなかなか治らない
・原因不明の歯のぐらつき
・入れ歯が痛みやはれで合わない
・歯が浮く感じがする
・ただれ・しこり・腫れ・できもの・出血など
・口内炎が2週間以上治らない
口内炎についてはこちらの動画を参考になさってください
☟☟☟
https://youtu.be/81jBgxsSVqM?si=ZzFv5TxXHaAVpQKc
セルフチェックの方法を紹介します(^^)
明るい光の下で鏡を使ってみましょう
入れ歯を装着されてる方は外してから行ってください。
1. 口腔がんの約半数は舌にできます。
まず、舌を出してみましょう。
まっすぐ前に出るかチェックしましょう。
2. つぎに舌を横に出します。
舌がんのほとんどが舌の横にできるので、一番大事なチェックです。
3. 反対側も見ます。
舌の付け根までしっかり出して見ましょう。
4. 次は歯肉、口の粘膜です。
しこりや出血はないですか?
5. 人差し指で唇を開いて、上と下の歯肉、口の粘膜を見ましょう。
6. そのまま大きく開いて頬を見ます。
7. 下の歯の裏側も見ます。
8. 舌を上に挙げて裏側を見ます。
見落としやすい場所です。
口腔がんの5年生存率は60~80%と言われています。
初期症状のうちに発見すれば簡単な治療で治すことができ、後遺症もほとんど残ることはなく、5年生存率は90%以上との報告もあります。
しかし進行した口腔がんでは、手術により舌やあごの骨を切除してしまったり顔が変形したりすることがあり、そのため食事や会話が困難になり、日常の生活に大きな支障を残すことになります。
だからこそ、早期発見が重要になります
口の中に違和感を感じた時や気になる症状がある場合は早めに歯科医院を受診しましょう!
定期健診の重要性については、こちらの動画をどうぞ
☟☟☟
https://youtu.be/7ajeaY0BPvE?si=3OT8VGtaUGfwlhfl
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