みなさんこんにちは!
はる歯科診療室 歯科技工士の網谷です
今日はむし歯についてお話しします
むし歯は、口の中にいる細菌が、私達が食べたり飲んだりする糖分を餌にして作りだした酸によって、歯が溶けた状態のことを言います。
むし歯菌はほとんどの人の口の中にいるような細菌ですが、口の中で増やさないようにすること、酸をつくりにくいような生活習慣をすることで、十分予防のできる病気です。
通常は痛みなどの症状はありませんが、進行すると痛みが出るだけでなく、歯の内部の神経にまで影響が及ぶと、耐えがたい痛みの原因になったり、全身に細菌が回ってしまうこともあります∑(゚Д゚)
むし歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています
つまり、これら3つの要素が重なる時間が短かければむし歯になる可能性が低く、長ければむし歯ができやすくなるのです
むし歯の原因となる3つの要素
・歯質
歯の強さや唾液の力によってムシ歯になりやすいかどうかが左右されます。
・むし歯菌
主なむし歯菌はミュータンス菌です。
この菌はプラーク(歯垢)をつくり、また歯を溶かす酸をつくります。
こちらの動画でも詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください
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https://youtu.be/zm_2Ii5limM?si=dJz9y_mbc7Z_JqKD
・食べ物
糖質の中でも特に砂糖を含む食べ物や飲み物がむし歯の発生に影響を与えます。
むし歯になるリスクを小さくするには
むし歯の原因となる3要素の重なり合う時間や面積をできるだけ少なくすることで、むし歯になるリスクを下げることができます。
対策
・むし歯菌
ご家庭での歯みがきや、歯科医院でのプラーク除去。
菌の活動をおさえるキシリトールやフッ化物の使用など。
・歯質
フッ化物を使った歯質強化。
よく噛んで唾液の分泌を促進。
歯科医院でのシーラントによる予防など。
・食べ物
バランスのとれた食生活。
おやつの習慣。
砂糖などむし歯の心配がないおやつの選択をする、など。
歯の表面では、歯の成分であるミネラルが溶け出す脱灰と、ミネラルが歯の中に戻って結晶化する再石灰化がくり返されています。
この脱灰→再石灰化のバランスがくずれて、ミネラルが溶け出す脱灰の方が大きくなると、むし歯ができます
むし歯になりやすいかどうかは、、
* 口の中の細菌の種類や量
* だ液の性質や量
* 飲食の頻度や種類
* フッ素の利用の仕方やブラッシング
などがかかわっています
フッ素が、ミネラルが溶け出す説灰をおさえ、ミネラルが歯の中に戻る再石灰化を助けて、むし歯の発生や進行を防ぐのです。
また、歯質の強化、口の中の細菌の発育をおさえる効果も期待できます。
〜フッ素入りハミガキ剤の効果的な使い方〜
1回の使用量は、
おとなでハミガキ剤約1cm(0.5 g)
子供は半分で約0.5cm
歯磨き中の吐き出しは少なめにすることがポイントです
ハミガキ後のすすぎ方は、口の中にむし歯予防に有効なフッ素の量を残すため、強いうがいはさけて、軽く1~2回程度行ってください。
水の量はコップ3分の1程度。 フッ素入りハミガキ剤を使っても、正しいブラッシングは必要です
正しいブラッシングを身につけ、歯を大切に守りましょう。
その為には歯垢(プラーク)のつきやすいところを意識することが大切です(^^)
「歯と歯の間」、「歯と歯ぐき(歯肉)の境目」「かみ合わせの面」などは、歯垢(プラーク)がつきやすいところです。
こちらの動画でご確認ください!
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https://youtu.be/pxJcfWCEjso?si=-CnmQwY9Hax7o0y3
ハブラシの毛先を届かせるように意識して歯磨きしましょう。
また、歯垢(プラーク)が残らない様に、歯磨きで気を付ける歯や順番を決めておく事もポイントです。
また、食べたら歯磨きの習慣をつけることも重要です。
飲食後は細菌が糖分を使って酸を作り出すため、歯の表面は酸性状態となり、カルシウムやリンなどのミネラルが溶け出してしまいます。
元の中性状態に戻るには40分ほどかかりますが、その間はミネラルが溶けやすい状態が続きます。
そのため、1日3回「食べたら歯磨き」の習慣をつけ、細菌と歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。
むし歯になる原因は人それぞれです!
ご自分に合った予防方法をご相談ください。
ご予約のお電話は 087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室