みなさんこんにちは
はる歯科診療室、歯科衛生士の森です。
今年もあとわずかになりました
悔いの残らないようにしたいと思います
さて今日は、「脱灰」についてお話しします
「歯の一部分が白くなってる!(◎_◎;)」
と思ったことはありませんか?
歯ブラシで磨いても取れなくて…
なんてこともあるかと思います。
CMなどでも、「脱灰」や「再石灰化」という言葉を耳にしたことが
ある方も多いのではないでしょうか?
脱灰とは…
食べたり、飲んだりすると食べ物に含まれている糖を餌にして酸を作り出し、
この酸によって歯の表面のエナメル質からカルシウムやリン酸が溶け出すことです。
歯の一部分が白くなるということは、初期の虫歯によって脱灰が起こっているということなんです
そのまま虫歯菌によって脱灰が進行するとエナメル質の表面が茶色くなったり
穴が空いた状態になり、治療が必要になります
その他、歯の一部が白くなる原因として、エナメル質形成不全と呼ばれるものがあります。
歯の表面のエナメル質が生まれつきうまく作られず、変色や欠けがみられる状態です。
乳歯にも永久歯にも見られ、その部分は歯の質が弱くなっています。
全身的な要因としては、胎児期、つまり母親の妊娠期に何らかの全身的障害で歯の形成、
成長が一時的に阻害されることによりエナメル質形成不全が起こります。
局所的要因としては、乳歯の時に、外傷や感染などにより歯の表面が
正しく作られなかったことで起こることもあります。
いずれの場合も虫歯になりやすく、虫歯になると大変進行が早いので、
注意深く慎重な診査と予防が大切です!
虫歯の予防に関しては、こちらのアニメーション動画をご覧ください
☟☟☟
https://youtu.be/BW847p6eWGI?si=gM2AHyFpwCS0UXrM
歯の脱灰を食い止めるために、重要な役割を果たすのが「唾液」です。
食事をするとお口の中が酸性になりますが、唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル成分によって
中性に戻したり修復する役割があります。
これを、「再石灰化」と呼びます
「脱灰」と歯の修復を行い「再石灰化」が繰り返しされ健康な歯を保っています。
2つのバランスが崩れてしまうと脱灰や虫歯へと進行します。
このバランスを崩さないように保つためには、
食後に、歯磨きをしてお口の中に酸を作る糖をやるべく残さないようにすることが大事です
ですが、食後すぐはお口の中が酸性で歯が柔らかい状態になっているため、
この時に磨いてしまうと歯の表面のエナメル質を傷つけてしまいます:;(∩´﹏`∩);:
ある程度中性に戻った30分後くらに磨くのが良いでしょう
また、エナメル質を強化するためにフッ素入りの歯磨き粉を使うことをおすすめします!
最近では、市販の歯磨き粉にもフッ素入りが多くなっていますが、
さらに効果をアップさせるためには歯科医院での定期的なフッ素塗布もおすすめです!
大人はもちろんお子様のフッ素塗布も効果的です
フッ素に関してはこの動画を参考になさってください
☟☟☟
https://youtu.be/-OjB6ktbWKs?si=0039Hh2JpQ8Nc5iw
当医院では、定期的なクリーニングに併せてフッ素塗布を行なっています(o^^o)
お気軽にご来院ください
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今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します
ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町13-31
はる歯科診療室