こんにちは!
はる歯科診療室 歯科技工士の網谷です
今日はお子さんのおやつの選び方についてのおはなしです
お子さんが大好きな甘いものには砂糖がたくさん含まれています。
1日の砂糖の摂取量は、大人30g 子ども20gが目安です
甘いもの、砂糖を摂取するといわゆるむし歯菌が酸を産生します
この酸によって歯の表面が溶かされます。
一方でこの酸は唾液によって中和され、溶かされた歯の表面の修復が起こります。
しかし砂糖を取り続けると、むし歯菌は大量の酸を産生し続けて、唾液の修復機構が働かなくなります。
歯は溶かされ続けて、その結果むし歯になるのです
むし歯の進行については、こちらの動画を参考になさってください
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お菓子には砂糖が多く含まれたものが多いので、たくさん食べるとむし歯にかかりやすくなります
むし歯のリスクを減らすためには、食事と食事の間の間食を考える必要があります。
飴などの口の中に長くとどまるものをとると、むし歯になりやすくなります。
また、お砂糖の入った清涼飲料水、スポーツドリンク、缶コーヒーなどにも注意が必要です。
口の中に糖分が残っている時間が問題と考えていただいて良いでしょう。
砂糖を含むものを1日に何度もダラダラ食べていると酸性になっている時間が長く、むし歯になりやすくなります。
おやつは、1日一回で時間を決めましょう
とくに寝る前に間食すると、寝ている間は唾液がほとんど出ないため歯垢は酸性のままです。
寝る前の飲食もむし歯になりやすくなるのでやめましょう
冷蔵庫にジュース、スポーツドリンクなどを常に置いておくと、簡単に手に取る事ができてしまうのでおすすめしません
普段は麦茶などのお茶にして、ジュースなどは決まった量だけ飲むようにしましょう
砂糖の取りすぎはむし歯だけでなく、歯肉炎や歯周病も引き起こします!(◎_◎;)
一般的に、歯周病は成人になってからの病気ですが、最近ではその前兆である子供の歯肉炎が増えているという報告があります。
これらは、まさに生活習慣がつくる病気であり、子供の頃からの食習慣から始まっているともいえます。
3歳までに味の好みが決まるといわれています
甘味嗜好にならないよう、甘みの強いものを控えましょう。
おやつの選び方も大切です(^^)
むし歯予防によいもの
・せんべい
・クラッカー
・野菜ジュース
・お茶
・身近にとれる果物、野菜
・焼き芋
むし歯になりやすいもの
・甘いパン
・果汁入りのジュース
・スポーツドリンク
・清涼飲料水
砂糖はむし歯になりやすい甘味料ですが、脳が働くための栄養になるので必要な栄養もあります。
すべてをむし歯になりにくい甘味料に代えることは難しいですが、口の中に長く入っているアメなどを選ぶ時は、なるべく砂糖の入っていないものを選びましょう
食品に書かれてある成分表を見てみましょう。
これらの甘味料にも気をつけてみてください
むし歯にならない甘味料
・還元水飴
・マルチトール
・ソルビトール
・キシリトール
・パラチノース
・エリスリトール
・ステビア
・アスパラテーム
・サッカリン
むし歯になる甘味料
・砂糖
・果糖
・ぶどう糖
・水飴
・麦芽糖
糖類0.5%以下の「無」「ゼロ」「ノンシュガー」「シュガーレス」の表記はむし歯になりにくい代用甘味料です
糖類5%以下の「低」「ひかえめ」「低減」「カット」は注意しましょう
1日の砂糖の摂取量を守っている場合、むし歯菌はエタノール、酢酸、ギ酸を出しますが、歯に害はなく、虫歯になりません。
1日の砂糖の摂取量を守っていない場合、むし歯菌は乳酸などの強い酸を出し、やがて歯を溶かします。
おやつを選ぶときは、砂糖の量を気をつけてみたり、おやつを取る時間帯や回数にも気をつけてみてくださいね
普段のおやつ選びに加えて、定期的な健診と、フッ素塗布もしてむし歯予防をしましょう。
お子様におすすめの歯ブラシもあります。
とても可愛くて好評をいただいており、リピート購入される保護者の方もおられます(*^ω^*)
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砂糖を摂取した後にしっかりと歯を磨く、歯科医院でのバイオフィルムなどの除去やフッ素塗布によりむし歯の出来にくいお口を作りましょう!
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