みなさんこんにちは
はる歯科診療室、歯科衛生士の森です。
9月になりましたがまだまだ暑い日が続きますね
朝夕は少しずつですが涼しくなってきたので、今から秋が待ち遠しいです
さて今日は、「オレンジプラーク」についてお話しします
オレンジプラークとはなにかご存知ですか?
食事で食べたり飲んだりした後、しばらくすると歯の表面がザラザラしたり
ヌルヌルになったりしたことはありませんか?
それは、歯の表面に付いているプラークです
プラークとは、歯垢とも呼ばれています。
食べ物の食べカスが歯の表面に付き、
細菌が繁殖した塊で白く、粘性のものです。
単なる汚れではなく、なんと
プラーク1mg中に、約300種類、1億個もの
細菌が存在しているんです
プラークは、食後約8時間程で付着すると言われています
プラークは、白く粘性があると言いましたが、
そのプラークを磨き残しや長時間放置することで、
オレンジ色に成熟した頑固なプラークになります。
それを「オレンジプラーク」といいます。
大人の方にも見られますが、特にお子さまに多く見受けられます
お子様の仕上げ磨きをしている時に、
歯の表面がオレンジ色になっているということはありませんか?
もしかしたら、それがオレンジプラークかもしれません(´Д` )
オレンジプラークが付いてしまう原因として、以下のものがあります。
①歯磨きの仕方に問題がある
歯磨き不足等で、汚れが付着したままになると歯の表面がザラザラになるので
オレンジプラークが絡み付きやすくなります。
さらに、硬い歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉で過度に磨いたりすると、
歯の表面に細かい傷ができ汚れが付きやすくなることもあります
②歯並びが悪い
歯並びが悪く歯が重なっている部分は、
歯ブラシを上手く当てるのが難しいので
磨き残しの原因となります。
そこにオレンジプラークが付くことがあります。
③ドライマウス(口腔乾燥症)
ドライマウス(口腔乾燥症)により、唾液の分泌が低下すると、
歯の表面の汚れやお口の中の汚れを洗い流す機能も低下してしまします。
その結果、歯の表面にプラークが付きやすくなります。
プラークは、長時間放置すると歯の表面が脱灰し、
虫歯の進行の原因になります。
歯の表面のみや、短時間の脱灰であれば唾液の作用で
再石灰化し脱灰が進むのを防ぐことができます。
しかし、深い脱灰になると修復が追いつかず歯に穴が空いて虫歯に進行します。
歯茎の近くにプラークが付着したままだと、歯茎の炎症にもなります。
歯茎の腫脹や出血が見られ歯周病の進行にもなります
こちらの動画でも詳しくはしておりますので、参考になさってください
☟☟☟
https://youtu.be/t_LN7k7IiMY?si=T07mIgQk3WTzcbVC
プラークは、軽度であれば歯ブラシで取り除くことができます。
オレンジプラークまで熟成してしまうと、なかなか難しくなってしまいます
また、2〜3日程度で硬い歯石へと変わり
歯ブラシで取ることはできなくなります!(◎_◎;)
そうなると、歯科医院に行って除去する必要があります
歯周ポケットも4mm以上になるとさらに汚れを
除去しにくくなるといわれています。
歯石や深い歯周ポケットの汚れは歯科医院でケアするようにしましょう。
歯科医院では歯科衛生士が、専用の器具を使って歯茎や歯周ポケットに
入り込んだ歯石を除去してくれます。
歯石にならないよう毎日のセルフケアが大切です!
ご自身でできることとしては…
・歯磨きを丁寧行う
・デンタルフロスを活用する
・市販のスケーラーを活用する
ただし市販のスケーラーを使う際は歯や歯茎を傷めやすいので、
使いすぎに注意しましょう
歯科衛生士に適切な処置を行なってもらうのが一番です。
自分のケアは気をつけてできるとしても、
小さなお子さまの仕上げ磨きはとっても大変ですよね
動かずじっとしてくれない、お口を開けてくれないことも多く、
私も毎日の仕上げ磨きに悪戦苦闘です!
ですが、いつかは上手にお口を開けて仕上げ磨きをさせてくれる時はきます
大切なお子さまの歯を守ってあげましょう
小さなお子様や仕上げ磨きにおすすめの歯ブラシも取り扱っております。
特にお子様用の歯ブラシはとても可愛いので、
多くの保護者の方にリピート購入していただいております(*^ω^*)
こちらの動画でご確認ください
☟☟☟
https://youtu.be/GCezFUvTj-Y?si=B2bEL2Y1lxv2WzUC
当医院でも、大人の方をはじめお子さまの虫歯予防のフッ素塗布も行っております。
お気軽にご来院ください
ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町13-31
はる歯科診療室