みなさんこんにちは
はる歯科診療室 歯科衛生士の網本です!
梅雨冷えが肌寒い季節ですが、お変わりはございませんか。
本日は、『お口から分かる老化のサイン』についてお話しします!
食事中によく食べこぼすようになった、固いものが噛みにくくなった、
むせることが増えた…
さらに、滑舌も悪くなったような気がする…など思い当たることはありませんか
ささいな口のトラブルですが、こうした状態が続くようであれば、
それは歯や口の働きの"老化のサイン"かもしれません:;(∩´﹏`∩);:
オーラルフレイル
それを「オーラルフレイル」といいます。
オーラルフレイルとは、「Oral(オーラル)=口」と
「Frailty(フレイル)=虚弱」を指します。
オーラルフレイルの症状は、『老化の始まりを示すサイン』として注目されています。
高齢になると心や体の活力(筋力、認知機能、社会とのつながり)が低下しがちになります。
この状態はフレイル「虚弱」と呼ばれます。
フレイルの始まりは、筋力などが低下しはじめるより前に、周りの人との交流がおっくうになり
「社会参加の減少」や、むせる、食べこぼしがふえたなどの
「お口から食べる機能の衰え」から始まってしまいます
セルフチェック
オーラルフレイルの危険性をセルフチェックできるチェック表を紹介します。
「はい」「いいえ」で答えて、それぞれの点数の合計が3点以上の人は要注意です!
チェック項目は以下の8個です。
●半年前と比べて、硬いものが食べにくくなった
(はい2点、いいえ0点)
●お茶や汁物でむせることがある
(はい2点、いいえ0点)
●義歯を入れている
(はい2点、いいえ0点)
●口の乾きが気になる
(はい1点、いいえ0点)
●半年前と比べて、外出が少なくなった
(はい1点、いいえ0点)
●さきイカ、たくあんくらいの硬さの食べ物を噛める
(はい0点、いいえ1点)
●1日に2回以上、歯を磨く
(はい0点、いいえ1点)
●1年に1回以上、歯医者に行く
(はい0点、いいえ1点)
点数はどうでしたか???
3点以上の人は、大いに気にしてください
なぜなら、硬いものが食べにくい、飲み物や汁物でむせるといった“ささいなお口の不調”が、
やがて全身の不調を引き起こすことがあるからです。
噛む力が弱くなると、噛みごたえのある野菜、海藻類、肉類、果実類、
種実類などを避け、穀類や菓子類、砂糖類を多くとる傾向があるといいます
オーラルフレイルは、フレイルの他にも誤嚥性肺炎、糖尿病、認知症、またうつや閉じこもりなどの要因になります。
また、オーラルフレイルの人は、そうでない人に比べて、身体的フレイルやサルコペニア
(加齢や病気により筋肉量、筋力が低下した状態)
さらに要介護や死亡のリスクも高まるという調査結果が報告されています
老化による体の衰えをおさえ、いつまでも健康な生活を続けたいですよね
予防法
予防法を紹介します
・よく噛んで食べる
まず心がけたいのは、「噛む力」を低下させないことです。
歯ごたえのあるものを意識して食べるなどして、噛む力を低下させないことも大切です
また、歯を失った場合、義歯等を適切に使って硬いものをしっかり食べられるよう治療することも重要です。
はる歯科診療室では、色々な義歯の治療を行っております。
こちらの動画でご確認ください
☟☟☟
・むし歯や歯周病のケアをする
毎日の歯磨きをしっかり行ったり、オーラルケアをきちんとすることに加え、
歯医者さんで定期健診を受けることも大切です
毎日の歯みがきでは取り切れない歯石の除去といった、
お口のお掃除、正しい歯みがき方法などの保健指導を受けることが、
オーラルフレイルの予防に役立ちます
お口には大きく「話す」「食べる」の機能があります
食べるには、口を開けて噛みくだき、味わい、食べ物をまとめ、
舌で送り込み、そして飲み込むといった一連の動きがあります。
また、噛む力や、飲み込む力、舌や、だ液といった様々な機能が関わっています。
そこで、お口と舌の筋肉を使い、食べたり飲み込んだりする機能を鍛える
代表的な体操のひとつパタカラ体操を紹介します
パタカラ体操
パタカラ体操とは「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を発音する、簡単な体操です
「パ」口唇を閉じます。「タ」口蓋に舌先をつけます。「カ」口蓋の奥に舌の付け根付近をつけます。
「ラ」巻き舌にして口蓋に押し当てます。
「パ」「タ」「カ」「ラ」を、それぞれ5文字3回ずつ発音します。
その後、「パパパパパ、タタタタタ、カカカカカ、ラララララ」を3回繰り返し発声します。
こちらの動画で詳しく紹介しておりますので、参考になさってください
☟☟☟
早い段階での対策が重要であり、ささいな歯の不調や口腔機能の低下を軽視しないことが大切です^_^
定期的に歯科医院にて、歯科健診やクリーニングを受けていれば、
お口の状態の変化が分かりやすく、「お口の老化」なとの兆候も把握しやすくなります。
また、早期に「お口の老化」の予防や機能改善のためのアドバイスも受けることができます。
お口の健康のみならず、全身の健康維持のためにも定期的な歯科健診を受けるようにしましょう
まずはお気軽にご連絡ください
ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室