みなさんこんにちは
はる歯科診療室 歯科衛生士の網本です!
5月も中旬となり、爽やかな風が心地よく感じる季節になってきましたね
️
私はやっと花粉症が落ち着いてきました
みなさんも体調には気をつけてお過ごし下さい
さて本日は、『だらだら食べ』についてお話しします!
みなさんは規則正しい食事をされていますか?
規則正しい食生活は、虫歯予防にとても大切な事なんです
虫歯のメカニズム
まず、虫歯のメカニズムについて解説します
虫歯は、口の中に存在する虫歯の原因菌(ミュータンス菌)が作る酸が
歯のカルシウムを溶かし、やがて穴があいてしまう病気です(´ω`)
歯の表面は、常に「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。
食事や間食をすると、お口の中で虫歯菌が酸を作ります
この酸が、エナメル質の内部から歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし始めます。
これが脱灰で、お口の中は酸性になっています。
脱灰が進行しても口の中の唾液が、細菌の作り出した酸を中和して洗い流したり、
溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きをしてくれます。
これを「再石灰化」といい、お口の中は中性の状態です。
歯垢の酸性度は、通常中性になっていますが、糖分を取り入れるとお口の中は酸性に変化します。
間食やだらだら食べをしてしまうと、酸性の時間が長くなり、虫歯になりやすい状態が続きます
これは虫歯菌について可愛いパペット達がお話ししている動画です。
是非ご覧ください
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虫歯になりやすい食生活
虫歯になりやすい食生活について解説します。
・間食やだらだら食べることが多い
間食の回数が多かったり、だらだら食事することなどは、
お口の中が酸性になることが増え、歯が溶けやすくなったり、
虫歯のリスクを高めます。
・甘いものをよく食べる
虫歯菌は糖分を餌にするため、虫歯菌が増殖します。
甘いもの中でも、チョコレートや飴、キャラメルなどの歯にくっつきやすいものや、
口の中に長く入れているものは特に気をつける必要があります
食べる時間を決めて、溶けやすいものを選ぶ。
そして、食べた後はお口をゆすぐなどをすることが大切です。
飲み物の選び方
飲み物の選び方も大切です!
乳酸飲料や炭酸飲料は口の中を歯が溶けやすい環境になりやすいので、
水分補給でこまめに糖が含まれたジュースなどを飲むことは注意が必要です。
例えば、スポーツドリンクや、野菜ジュースなどヘルシーな
イメージの飲み物でも、意外と砂糖は含まれています。
また強い酸のもの、レモンやお酢、ワインなどは酸性に傾きやすいと言われていますので、
こちらも注意が必要です。
もし、一緒に飲み物をとる場合は、水やノンシュガーのお茶類などがおすすめです
早く中性に戻すには、出来るだけ口の中に食べ物が停滞している時間を減らすことです。
朝昼晩のブラッシングは必須ですが、寝ている時は唾液の分泌が減ってしまうため、
再石灰化ができない状態になっています。
寝る前は特にしっかり歯磨きすることが大切です。
間食後にはなかなか歯磨きする事は難しいと思います。
食べた後は口をゆすぐなどするだけでも虫歯予防には効果的です。
“甘いものを全く食べない”など、無理に制限するとストレスが溜まってしまいます。
神経質になりすぎずに、ちょっとした工夫を重ねることが大切です(^^)
食事の取り方と同じく、磨き残しやすい虫歯になりやすいところを意識することも虫歯予防において大切です♪
虫歯になりやすいところ
●歯頸部
歯と歯ぐきの境目にあたる歯頸部は、プラークが停滞しやすいです。
ブラッシングのポイントは、歯と歯ぐきの境目にブラシを当てて磨きましょう
●隣接面
歯と歯の間にあたる隣接面は、歯ブラシが届かないので虫歯になりやすいです。
フロスや歯間ブラシなどを併用することで、磨き残しを少なくすることができます。
1日1回は必ず行うようにしましょう。
●咬合面
奥歯の噛む面の溝にあたる咬合面は、溝にプラークが溜まりやすく、虫歯になりやすいです。
咬合面にはシーラントと呼ばれる、予防填塞も効果的です
6歳臼歯や乳歯の奥歯の溝を、虫歯になる前にフッ素を放出するお薬でうめる方法です
はる歯科診療室では、予防治療にお越しのお子様に率先して行なっております
こちらの動画でも虫歯になりやすいところを解説していますので是非参考になさってください
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『だらだら食べ』が虫歯のリスクを高めることがお分かりいただけたでしょうか?
間食をする場合は、時間を決めて”メリハリ”をつけて食べるようにしましょう。
そして、いつまでも健康なお口の中を保つ為に歯科医院にて定期健診・クリーニングを受けましょう
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