みなさん こんにちは😃
はる歯科診療室です🐼

暦の上では立春を迎えていますが、もう少し寒い日が続きそうですね❄️
気持ちだけでも春のつもりで、心温かく過ごしたいと思います(^^)

さて、今日は虫歯じゃないのに歯が痛い病気の話しです📣

頭も痛いし、歯も痛い💥
自分でもどこが痛いのかわからない:;(∩´﹏`∩);:
風邪をひいたら歯が痛くなる🤧
こんな症状が出たことはありませんか?

それは上顎洞炎かもしれません!(◎_◎;)
 

まず、上顎洞は頬骨の奥、鼻の横、目の下辺りにある空洞の部分です。

上顎洞炎は上顎洞の粘膜が腫れて、膿や鼻水が溜まり、一般的には「蓄膿症」と呼ばれています。

原因はアレルギー性鼻炎、風邪などの鼻の症状から起こることが多く、上顎洞炎の80%は鼻が原因で起こります。

きっかけは風邪や花粉症などで上顎洞炎になっても、虫歯でもないのに歯が痛くなることがあります。
というのも、溜まった膿は上顎の歯の根元に接していて、上顎洞炎の炎症や圧が上顎の歯の根に影響し、その結果痛みが出ることがあります。

歯医者に虫歯かと思って行ってみたら上顎洞炎だったことはとても多いです。
レントゲンを撮影して歯が原因なのか、鼻が原因なのか診断します。

鼻が原因であれば、抗生物質を1ヶ月ほど服用して炎症を止めれば、歯の痛みもなくなります💊

上顎洞炎の症状には以下のものがあります。 

・頭痛
上顎洞の周りの骨は上顎や目の周り、頭の骨までつながっているので、上顎洞炎で膿が溜まってしまうと、周りの神経や血管を圧迫し頭痛を起こすことがあります。
 
・目の奥の違和感
上顎洞は目の下まで広がっていて膿が目の下まで溜まってしまうと目の下の骨を押し上げるため、痛みや違和感を感じることがあります。
 
・動いた時響く
上顎洞に膿がたまると、走ったりしたときに膿が揺れ動き、上顎の上あたりが響く感じがします。
 
・鼻づまり
膿がたまることで、鼻で呼吸する通り道を塞いでしまい鼻呼吸ができなくなります。
 
・歯の痛み
上顎洞につながっている上顎の奥歯の神経の出口が圧迫され、歯が痛くなります。
痛みが強く出ることもあり、虫歯の痛みと勘違いする時もあります。
 
・噛んだ時の痛み
上顎洞の粘膜が炎症し、その炎症が上顎の奥歯の根の周りに伝わって噛んだ時に痛くなります。
 
・歯の根元が痛い
上顎の奥歯の根元は上顎洞に近いため、上顎洞炎になった時に押すと痛みがあります。
 
・口臭
上顎洞に膿が溜まるため、口臭や鼻の奥が臭うと感じる時があります。
 

上顎洞炎の80%は鼻が原因で起こりますが、歯が由来のものもあります。

歯が原因の場合は片側性、鼻が原因の場合は両側性のことが多いです。

なぜ歯が原因で上顎洞炎が起こるのかというと、上の歯の奥歯の根っこの先端は上顎洞の底面に近接していたり、交通していることが多いからなんです(´⊙ω⊙`)

歯の構造についてはこちらの動画を参考になさってください🎬
   ☟☟☟
https://youtu.be/ToK8_cfkREE

上顎洞との距離が近い歯で虫歯や歯周病が進行すると、上顎洞と近接または交通している根っこの先から感染が上顎洞にまで進み、上顎洞炎(蓄膿症)を引き起こすことがあります🦠

顔周りの症状としては、原因歯がある片側性に発症し、急性上顎洞炎の場合、ズキズキ痛みが出たり頬が腫れたりします。

何もしてなくても痛かったり、噛んだ時にも痛みが出たりします⚡️

その他、頭痛や鼻が詰まる症状、嗅覚異常、目の下の痛みなどがあります。

慢性上顎洞炎の場合は、急性のものと同じような症状が出ますが、急性のものより症状は軽く、あまり自分自身で気付かない事もよくあります。
慢性のものでも、根っこの治療を始めることにより、急性に変わることもあります。

全身症状としては、発熱、全身倦怠感、食欲不振などがあります。

根っこの治療中に発症する事も多々あります!

根っこの治療法については、こちらの動画でご確認ください💁‍♀️
   ☟☟☟
https://youtu.be/0jnYfK3VrHw

他にも原因は色々ありますが、歯が原因で上顎洞炎になってしまうとその歯は抜歯しなければならない可能性も😱

特に急性症状が強い場合は、抜歯して膿を出し、上顎洞内を綺麗になるまで何度も洗浄します。

また、抗菌薬、抗炎症薬を飲んでもらい、栄養はしっかり摂って安静にしてもらいます🛌

それでも症状が改善しない場合は、上顎洞内の感染物質を直接手術して除去しなければならない場合も😣

慢性歯性上顎洞炎の場合は抜歯も一つの選択肢ですが、まずは根っこの治療をしながら、耳鼻咽喉科と連携し、症状の改善を図ります。

鼻が慢性的に詰まるような症状の場合はまずは耳鼻咽喉科を受診をしましょう🏥

歯に痛みがあったり、歯の治療中に症状が出る場合は、歯が原因の可能性がある為、歯科を受診してください。

根っこの先の膿の大きさが小さい場合は、上顎洞にまで感染が進んでおらず、抜歯しなくてよいケースも多い為、もし虫歯があったり根っこの先がうずくような症状がある場合は歯を守るために、早めの歯科の受診をお勧めします🦷

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。
気になる症状がございましたら、まずはお気軽にご連絡ください☎️

ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室

この記事をシェアまたはブックマークする

こちらもおすすめ!

スタッフ紹介