こんにちは。はる歯科診療室 歯科衛生士の網本です!
秋晴れの爽やかな風が心地いい日が続きますね!
先週は「スポーツの日」もあり、私も久しぶりにしっかり体を動かしました
汗を流すと気持ちいいですね。
さて本日は
“キシリトール”についてお話しします
キシリトールは、歯にとって嬉しい効果があるんです
1975年(昭和50年)に世界で初めて、キシリトールのむし歯予防効果を
証明する研究が発表されました。
1980年代以降は、WHO(世界保健機構)が主宰した研究を始め、
日本を含めて多くの研究結果が報告されています
むし歯予防効果を示す数値は各々の研究で異なりますが、
キシリトールを使用した場合、30~80%の確率でむし歯の発生を防ぐとされています
キシリトールがむし歯を防ぐ理由は、大きく二つに分けることができます。
【むし歯の原因となる酸を作らない】
キシリトールとは、天然素材の甘味料でシラカバやカシなどの
樹木からとれる成分です。キシリトールは、むし歯の大きな原因とされる
ミュータンス菌の働きを弱めることができます!
キシリトールによってむし歯の原因となる、歯垢(プラーク)が歯につきにくくなったり
剥がれ落ちやすくなる事も知られています!
【歯の再石灰化を促す】
キシリトールガムの場合、ガムを噛む事によって唾液が分泌されるため、酸の中和と再石灰化の促進を促します!
歯を丈夫で健康に保つことができます
こちらの動画でもキシリトールについて解説していますので、是非ご覧ください
なんと可愛いパペット達が讃岐弁で解説しています(●´ω`●)
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キシリトールの摂取の仕方には以下のものがあります。
①キシリトールガム
先程紹介したように、ガムを噛むことで、唾液が分泌されやすくなります。
唾液には、歯の表面を再石灰化してくれるミネラルを含んでいます。
また、唾液が十分に分泌されると、お口の中の酸性度を下げる緩衝作用もあるので、唾液そのものでむし歯になりにくいお口の中の環境にしてくれます
キシリトールガムを噛んだ後、お口の中がスッキリする感じが好きで、私自身も食後歯磨きの前にキシリトールガムを噛む事がルーティーンとなっています。
また、ガムを噛むことで集中力が高まると言われているので、車の運転中にもキシリトールガムを噛んでいます
②キシリトールタブレット
タブレットなので、小さいお子様でもキシリトールを摂取できます。
奥歯が生えて噛むことが出来る2歳頃から始めて頂けます
タブレットなのでゴミも出ないので、外出時に便利です
③キシリトールチョコ
キシリトール100%のチョコレートがあり、当院でも取り扱いをしております
このチョコレートなら、食べた後もそのまま歯磨きしないで寝てもいいんです!!
(ただし…キシリトールチョコを食べる前にしっかり歯磨きして下さいね
)
お子様への歯磨き後のご褒美としてもいいと思います
★ここでひとつ注意点として…
キシリトールを摂取しすぎるとお腹が緩くなることもあるので、一日の摂取量には注意が必要です
キシリトール商品の選び方について、ご紹介します
・キシリトール配合量が多いもの
できれば、キシリトール100%に近いものが望ましいです!
・糖類が一切入っていないもの
むし歯の原因となる酸を作ってしまうので注意が必要です
・果汁など、酸性物が入っていないもの
キシリトールの商品と言っても、果汁が入っている物もよく見かけるので少し注意が必要です
キシリトールガム、キシリトールタブレット、キシリトールチョコレートなど、
ご自身にあったものをお選びになることが大切です。
美味しく食べるだけで簡単なので、誰でも気軽にそして続けやすい習慣だと思います。
むし歯予防効果を十分に発揮させるためには、高濃度キシリトール配合のガムかタブレットを
1日3回、3カ月以上続ける必要があります。むし歯になりやすい方には、特に効果的と考えられます。
むし歯の進行についてはこちらのアニメーション動画でご確認ください
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お口の健康を保つ手段として最も重要なことが4つあります。
①歯を磨く(ブラッシング)
②フッ化物配合歯磨き剤を上手に使う(フッ化物の応用)
③発酵性の食品が口に中にとどまる時間を短くする(正しい食生活)
④これらの手段がきちんと機能しているかチェックする(定期的歯科健診)です。
キシリトールを使ったむし歯予防法は、「追加型むし歯予防法」と呼ばれており
キシリトールを常用することは、これらの手段の効果を著しく向上させます⤴︎
キシリトールを上手に使って、お口の健康を守りましょう(^^)
まずは、お気軽にご相談下さい
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