みなさんこんにちは😃
はる歯科診療室、歯科衛生士の森です。
先日は七夕でしたね🎋✨
皆さんは願い事されましたか?🌌
毎日蒸し暑い日ですが、熱中症に気をつけましょう☀️
さて、今日は「歯磨きで出血」
についてお話しします
普段の歯磨きで、軽く磨いただけで歯茎から出血される方はおられませんか?
力の入れすぎで、歯茎が傷ついて出血することもありますが、健康な歯茎なら強く磨いただけでは毎回出血することはありません。
出血がある部分は、磨き残しの歯垢や細菌がいるサインでもあります。
体が細菌と戦うために毛細血管が増え、歯茎が赤く腫れたりします。
歯ブラシを軽く当てて磨いただけで毎回出血する場合、「歯肉炎」だと考えられます💦
歯肉炎とは、歯周病の中でも初期の段階で、歯ぐきに炎症が起きている状態をいいます。
この段階では痛みがほとんどないため、症状に気がつかなかったり、「たいしたことはないだろう」と放置したりする方も多いようです。
しかし、放っておけば症状はどんどん進んでしまいます。
進行すると、歯を支えるさらに奥深くの組織にも炎症が広がり、最悪の場合、歯を失うことがあります😵
歯肉炎については、こちらの動画で詳しく解説しております。
参考になさってください☺︎
☟☟☟
https://youtu.be/DePGsOrt06I
出血があると、磨くのが怖くなったり磨いてもいいのか不安になることもあると思います🫤
しかし気になりすぎてしまって触り過ぎたり、逆に磨かないのは良くありません。
出血している時でも、磨いても大丈夫です🙆♀️
というのも、歯茎が腫れ炎症している部分には、炎症性の血液が溜まっている状態だからなんです。
ただし、歯茎はとてもデリケートです。
歯茎の炎症が強い場合は、歯ブラシの毛を柔らかいタイプに変えてゴシゴシ磨かずに丁寧に優しく磨いて下さい!
歯茎に痛みが出ることがありますが、出来るだけ歯垢を取り除くことが大切です☝️
磨くことで歯茎の新陳代謝や血行の促進に
繋がります。
しっかり磨くと言っても、自己流で磨かれている方もおられます😣
自己流でもきちんと歯垢を落として磨けていれば問題ありませんが、そのような方は少数なんです:;(∩´﹏`∩);:
歯並びや歯の形、高さ、大きさ、本数、被せ物や詰め物、ブリッジやインプラント、入れ歯の有無など皆さん異なります。
それぞれに合った磨き方や歯ブラシの選択をすることが大切です☝️
歯磨きの一番の基本、バス法を紹介します!
とりあえず、この磨き方をマスターできるようになりましょう٩( ‘ω’ )و
①ハブラシの柄はペンを持つような力加減で、ハブラシの毛は歯に対して45°の角度に当ててください。
②細かく振動(3~4ミリ幅)させると歯と歯の間や、歯周ポケットの中まで毛先が届き、歯垢を掻き出しやすくなります。
逆に大きなストロークで磨くと歯の出っ張ったところだけしか磨けず、歯と歯の隙間や歯周ポケットの奥まで毛先が届きません。
③ハブラシの毛全面で一本の歯を磨くようにし、徐々に他の歯へスライドしていきます。
歯一本につき最低5秒は磨きましょう。
二、三本はストロークが大きすぎます。
コチョコチョ磨きをしてください。
④この磨き方を表面と裏面、咬合面(かむ面)で行います。
この方法で磨いていくと10分以上はかかります。「えーそんなに歯磨きに書ける時間はないよ」と思われている方がほとんどだと思いますが、この磨き方でも磨き残しができてしまいます。
仕上げにデンタルフロスや歯間ブラシを利用しましょう。
デンタルフロスの使い方はこちらの動画でご確認ください🎬
☟☟☟
https://youtu.be/S2lYIamlkB8
歯茎の炎症をそのままにしていると、歯と歯茎の間隙間ができます。
この隙間を歯周ポケットといいます。
歯周ポケットは、歯垢や細菌が増えるとどんどんポケットが深くなり、歯の周りの支えている骨も溶かします。
歯の周りの骨が溶けると歯を支えることが難しくなり歯を失う原因にも繋がります🦷💦
歯を失う本数が増えると噛み合わせも悪くなり、健康だった歯も失う可能性が高くなります。
ここ最近では、歯周病菌が全身疾患にも深く関わっていると言われています。
歯周病菌は、歯茎にある毛細血管に侵入することがあるので血流に乗って体全体へと進みます。
そうすると、血管が詰まったりして心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性もあります。
糖尿病を患っている場合は、血糖値のコントロールを歯周病菌が邪魔することがあり悪化や治りが悪くなります。
また妊娠中の方は、普段より歯周病が悪化しやすくなる妊娠性の歯周病にかかりやすくなるため、お母さんと赤ちゃんをつなぐ臍の緒にまで細菌が侵入することもあり低体重児や早産のリスクが高くなります。
なんと!羊水から歯周病菌が発見されたという報告もあるんです!(◎_◎;)
このように、歯磨きで出血することが多くなったり歯茎の炎症があると歯周病の進行が考えられることもあるので歯周病の進行を少しでも抑えれるように毎日の歯磨きはとても大切なことです🪥
ご自身で磨くセルフケアだけでは、汚れを取ることが難しい時もあります。
歯科医院での定期健診やクリーニングをして
ご自身の歯でしっかりお食事ができるように
ケアをしていきましょう🦷✨
ご予約のお電話は
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はる歯科診療室