みなさんこんにちは。
はる歯科診療室、歯科衛生士の大西です^ ^
今日は唾石についてお話していきます
唾石とは、唾液腺内部や唾液を分泌する管内に生じる結石のことをいいます
そして唾石ができることを唾石症といいます。
最も多いのが炭酸カルシウムを主成分とするもので、細菌の塊や粘度が高くなった粘液の周りにカルシウムが沈着することによって発生しますΣ(‘◉⌓◉’)
唾液腺には大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)と小唾液腺(お口の中のあちこちに存在する小さな唾液腺)があり、その中でも顎下腺と言われる唾液腺には粘液腺が含まれています。
さらに、唾液を分泌する管が上を向いているため唾液を分泌する管内に唾石が形成されやすいと言われています。
唾石症になると食事中に唾液腺が腫れたり、痛みが出たり場合もあります
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他にも唾液の分泌障害が起きることもあり、その影響で細菌感染が起こりやすくなることもあります
唾石の大きさは砂粒大の小さなものから数センチに及ぶものまで様々です。
唾石の大きさや形成された場所によって症状は様々です。
唾石の大きさや個数を把握するためにはX線撮影やCT撮影が必要になります
唾液の出口に近いところに唾石がある場合は口の中から硬い石の部分に触れることや目視できる場合もあります。
もし唾石が発見された場合、小さいものだと開口部から自然に流出する場合もあるので、症状などもなければ経過観察となることもあります。
症状があったり唾石が大きかったりする場合は、科学的に取り除く方法や唾石のみを取り出す方法、唾液腺ごと取り出す方法など、これも唾石の大きさや形成された場所によって様々です。
残念ながら、唾石を予防する明確な方法というものはありません:;(∩´﹏`∩);:
唾液をたくさん分泌することが唾石を予防することに繋がると言われています。
唾液をたくさん分泌するためには、食事の際によく噛んで食べる、お酢など酸っぱいものを食事に取り入れる、唾液腺をマッサージする、などがあります。
唾液腺マッサージとは、唾液の分泌を促すために唾液腺を刺激することです。
お口の中には唾液腺と呼ばれる唾液が分泌されるところがあります。
唾液腺マッサージをすることで、次のような効果があります
①唾液が出ると、お口の中が潤い虫歯予防になる
②乾燥しがちな方のお口の中の粘膜の痛みなどの症状が和らぐ
③お口が開きにくい人は、周りの筋肉の緊張がほぐれ、お口が開きやすくなる
④唾液腺を刺激し唾液が出ることで、咀嚼や嚥下がしやすくなり、リラックス効果が得られ会話もしやすくなる
それぞれの唾液腺に応じたやり方を紹介します(^ν^)
●耳下腺
人差し指から小指までの4本の指を頬にあて、上の奥歯のあたりを後ろから前へ向かって回す(10回)
●顎下腺
親指を顎の骨の内側の柔らかい部分にあて、耳の下から顎の下まで5か所ぐらいを順番に押す(各5回ずつ)
●舌下腺
両手の親指をそろえ、顎の真下から手を突き上げるようにゆっくりグーッと押す(10回)
簡単なので、実践してみてください
この動画で紹介しているパタカラ体操も効果的なので、是非こちらもお試しください
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https://youtu.be/VlMdBDjkwdE
酸の強いものは摂取しすぎると酸蝕症の原因になってしまうこともあるので摂りすぎないように気を付けましょう
先程述べたように、唾液をたくさん分泌することはお口の渇きを予防し、口臭、虫歯予防にも繋がります。
唾石症の心配がない方でも日常的に唾液をたくさん出すことは大切です。
さらに唾液には、消化を助け、口腔内を清潔にする働きもあるんです♪( ´▽`)
噛むことによって唾液は分泌されやすくなります( ^ω^ )
噛むことは、人間の健康にとって、とても重要です。
噛むという機械的な刺激が、頭やあごの骨、顔の筋肉の発育を促し、表情豊かな顔をつくるほか、大脳の働きを活性化します。
さらに、かたいものを噛みくだく爽快感はストレス解消になるといわれています
よく噛むことは、あごの発達を促し、さらによくかめる土台をつくることにもつながります。
その為には定期的に歯科医院でクリーニングや定期健診を受けてお口の健康を守ることが大切です
健診の大切さを可愛いパペットたちが解説してくれています
こちらの動画もご覧ください
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https://youtu.be/7ajeaY0BPvE
健診を行うことで、唾石などの病気の早期発見に繋がるでしょう。
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