みなさんこんにちは!
はる歯科診療室 歯科技工士の網谷です。
さっそくですが、皆さん抜かなければいけない歯は、どのような状態かご存知ですか?
まずは、虫歯がひどくなってしまい、治療することが不可能になってしまった歯です(◞‸◟)
歯の根っこの方まで虫歯が進行してしまうと、神経の治療や、差し歯などが出来なくなってしまいます!
さらに、放置しておくとひどい口臭がしてしまうようになったり、炎症により神経が壊死してしまい、膿が出てくることがあります
上顎の奥歯の場合は、鼻の副鼻腔に近い位置にあるので、虫歯から細菌が鼻の粘膜に感染して副鼻腔炎になってしまうことがあります
また、歯の根の中の虫歯菌が顎の中に広がることで、骨髄に細菌が感染し、顎の骨を腐らせてしまう骨髄炎を起こす可能性もありますΣ(‘◉⌓◉’)
抜かなければならない歯は、虫歯以外にもあります。
それは、歯周病です
歯周病は、歯の周りの骨を溶かします
歯を支える骨が溶けてしまうと、歯自体がどんなに綺麗であっても、グラグラと揺れ始めます。
前後左右、さらに上下にも揺れてしまうようになれば、その歯は骨で支えられているのではなく、歯ぐきに首の皮一枚で引っ付いているだけ、ということになります
そこまでの重度の歯周病になると、もはや治療をして歯を保存することが出来ません(´ω`)
歯周病は、放置しておくと隣の歯の骨まで溶かしてしまいます。
そのため、重度の歯周病に侵された歯を早めに抜くことは、周りの歯を助けることになります
これは重度歯周炎について、解説した動画です是非ご覧ください️
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歯の根っこが割れてしまった歯も、残念ながら抜かなければならない歯です
割れてしまった歯は、治療をすることができません。
そして、根っこが割れてしまった歯は、噛むたびに痛みが出ます️
噛めない歯をかばうと、他の歯が傷んでしまうこともあります。
虫歯や歯周病になっていなくても、根っこの先に病巣がある歯も、抜かなければならない歯です。
たまに、歯ぐきにニキビのような出来物ができる場合があります。
それは、病巣にある膿が外に出ようとして膨らんだものです
その場合、レントゲン写真を撮ると黒く写ります。
病巣が大きくなると、消毒をしても治らない場合があります。
そのときは、抜歯をしなければなりません
最後に、抜かなければならない歯は親知らずです。
最近では、親知らずがきれいな歯並びで生えていて、上下で噛む機能が使えている歯は抜かずに置いて置くことがあります
その場合は、しっかり歯磨きをして虫歯にならないように管理することが重要です
しかし、親知らずの周りが腫れたり、生え方の向きが悪かったり、虫歯が進行していたり、噛む機能を果たしていない親知らずは、抜いた方が管理がしやすくなります
親知らずについては、こちらの動画も参考になさってください
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いずれの場合も、レントゲン写真を撮影をし、しっかり診査・診断をおこなっております
とはいえ、放射線による被ばくについて、ご心配や疑問はよく耳にします。
実は私たちは、地上で暮らしている間にも絶えず自然界から放射線を浴びています。
国連科学委員会(UNSCEAR)の報告によると、おおまかな年間の実効線量値として、宇宙起源の放射線から約0.4mSv、大地に含まれる自然放射性物質から約0.5mSv、飲食物から約0.3mSvなど合計すると年間約2.4mSvを被ばくしているとされています。
場所(地質、高度等)によっては、自然放射線によって年間10mSv程度被ばくしている場合もあります。
日本国内の測定値を基に算出した平均の被ばく線量は、上記の世界平均の値より少し低いと発表されています
一方、歯科治療で口腔内の限られた範囲を撮影するレントゲンの放射線被ばく量は、1回あたり約0.01ミリシーベルトです。
上下顎を一度に撮影できるパノラマX線写真では0.03ミリシーベルト、歯科用CTは0.1ミリシーベルトです。
このように非常に少ない値ですので、安心・安全にレントゲン撮影を受けて頂けます
また、はる歯科診療室では必ずレントゲンを撮る際には、防護エプロンを着用しています。
これはレントゲン防護服やX線防護服と呼ばれ、特殊な加工を施してあり、放射線源(放射性物質)の透過を緩和し、防護服を着ることでより身体への影響を減らすことができます。
安心してレントゲン撮影を受けてくださいね(^^)
歯はなるべくなら抜かずに置いておきたいものです。
ただし、無理やり置いておくと、他の歯やお口の中に悪影響を及ぼす可能性がある場合は、早めに抜いた方がお口の為になります
抜かなければならなくなる前に、しっかりと予防しておきたいですね
はる歯科診療室で予防治療をして、大切な歯を守りましょう
ご予約のお電話は
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高松市西町 13-31
はる歯科診療室