みなさんこんにちは😃
はる歯科診療室です🐼
師走に入り、何かと気忙しい季節になりました💨
受付と廊下に飾っているクリスマスツリーを見て癒されて帰ってくださいね🎄
さて、今日は受け口のお子様の治療についてのお話しします📣
受け口とは、本来上の歯が下の歯より前で咬むべき状態であるのに対して、下の歯の方が前で咬んでいる状況を指します.
反対咬合(はんたいこうごう)、下顎前突症(かがくぜんとつしょう)などとも呼ばれます。
受け口は、成長とともに治療が困難になる場合が多く見られます:;(∩´﹏`∩);:
悪い咬み合わせのままで、ものを噛みつづけることで、自分の歯を傷つけてしまいます。
歯肉が下がったり、歯がぐらぐらになってしまったりします。
時には歯が欠けてしまうことも🦷⚡️
これを咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)といいます。
また歯並びが悪いために、正しい位置でまっすぐに噛めず、あごをずらして噛む習慣がついてしまうこともあります。
その結果、骨格的なあごの歪みへと発展する場合があります。
このような歪みは、前後的な場合を反対咬合、横への歪みを偏位咬合(へんいこうごう)といいます。
このような状態にならないようにするには、早期の対応が重要です☝️
受け口を最初に指摘される機会としては、3歳児健診があげられます👦👧
受け口を指摘され、歯科医院にご相談に来られても以前なら年齢的な問題で経過観察をすることが多くありました😢
というのも、お子様の受け口などの治療に使用する装置には「チンキャップ」というかぶる装置が使用されていました。
ヘッドキャップを頭にかぶって装着する、取り外し可能な装置で、下あごのとがった部分「オトガイ」にチンキャップを装着し、ヘッドキャップでオトガイ部分を後方(後頭部側)へゴムで引っぱる仕組みになっています。
上あごを前方へ引き出し、下あごを後退する事ができます。
対象年齢は、主に骨の成長が活発な時期(9歳~15歳)のお子様で、だいたい中学生になるとほとんど効果のない場合が多くなり使用されなくなります。
つまり、3歳児健診で受け口と診断させれていても治療が出来ない状態だったんです(´Д` )
しかし、今は大丈夫!!
3歳児などの小さなお子さんでもお使い頂ける「歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)」という装置が開発されたんです🎊
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)は、特殊な形をした装置で、就寝中に装着するだけで、ご使用頂けます🌟💤
3歳児などの小さなお子様の受け口には、次のようなケースがあります。
●上唇の力が強く、上顎が小さい
●下唇の力が弱い
●舌の位置が通常より低いので、唾を飲み込むたびに下顎を前に押してしまう
●咬み合わせ面の不調和
つまり、舌、唇、頬の力のバランスが乱れていて、調和が取れていないことが多いのです😭
そこで役に立つのが、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)です✨
歯に直接アプローチするのではなく、お口まわりの筋肉にアプローチしていき、筋肉のバランスを整えることで正しい歯・顎の位置に誘導していきます‼️
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)の3つの機能について説明をします✏️
1.舌を高い位置に保つ機能
受け口のお子さんの場合、舌を上顎に付けて押し上げて広げることができませんので、下顎の方が大きくなってしまいます。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)には舌を高位(高い位置)に保つ機能がありますので、上顎を拡大して受け口を改善します。
2.上顎の正常な成長を促す機能
食べ物を飲み込む時、過度にお口まわりの筋肉に力が加わる癖を「異常嚥下癖(いじょうえんげへき)」と言います。
この癖のせいで顎が小さくなることがありますが、歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)にはこれを防いで、上顎の正常な成長を促進する機能がありますので、口唇からの過度な力が加わらないようにして受け口を改善します。
3.舌が下顎の前歯を押すのを防ぐ機能
受け口のお子さんの場合、舌が正しい位置(上顎を押し上げている位置)にありませんので、下顎の前歯を前に押してしまいます。
歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)にはこれを防ぐ機能がありますので、下顎の前歯を正しい位置に戻して受け口を改善します。
実は、私自身チンキャップを使用した経験があります。
その当時小学生だったので母がゴムの調整をしてくれていたのですが、痛過ぎて嫌がった記憶があります💦
嫌がる私→叱る母→それを見ていて可哀想だと母に怒る父、、、
プチ夫婦喧嘩になってしまったこともあり、今では大変申し訳なかったと思っています🙇♀️
結局、高校生の時に本格的な矯正治療をすることになったのですがチンキャップのおかげで骨格的な問題はなかったので噛み合わせの改善で終わりました(^ω^)
今ではとても感謝しています🥲
もし、私が幼少期の時に歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)があれば矯正治療は必要なかったかもしれません^ ^
受け口は将来的にコンプレックスになることが多く、できれば早めに治療することが好ましいとされております。
はる歯科診療室では、お子様の来院を歓迎しております。
この動画では、可愛いパペット達が歯医者さんデビューについてお話ししています🎬
是非ご覧ください⭐️
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https://youtu.be/kyCybfdeEe8
クリーニングの治療後にはフッ素塗布も行っています。
フッ素についてはこちらの動画をどうぞ💁♀️
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https://youtu.be/Fsvqy6NVVPU
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