みなさんこんにちは!
はる歯科診療室 歯科衛生士の近藤です
夏もすぎて秋になりましたね!
気温もだんだん下がってきて夜は冷え込みますね
風邪を引かないように気をつけてくださいね
ところでみなさん、癒合歯(ゆごうし)という言葉を聞いたことはありますか?
癒合歯とは、
隣同士の歯と歯がくっついて2本の歯が1本になって生えている状態の歯です
似たようなものに、双生歯(そうせいし)と癒着歯(ゆちゃくし)があります^_^
双生歯は、一個の歯胚(歯の赤ちゃん)が二個以上に分裂後、その分裂が不十分な状態で形成された歯、または、正常歯と過剰歯(余分な歯)が発育の過程で結合したものをいいます。
見た目は癒合歯に似ており、切歯や犬歯、小臼歯によくみられます。
癒着歯は、歯根が完成した後、複数の歯がセメント質のみで結合するもので、歯髄腔の連絡はみられない点で癒合歯とは異なります。
癒合歯は、乳歯、永久歯どちらにもみられますが乳歯の方が発生が多く、永久歯は乳歯の1/10以下の発生だそうです!
癒合歯には、3つのリスクがあります(´⊙ω⊙`)
① 今後生えてくる永久歯が欠如している可能性がある。
②永久歯の生え変わり時期に癒合歯がうまく吸収されず自然に抜けるのが難しいことがある。
また、歯並びに影響することもある。
③癒合している境目は溝になっているのでプラーク(歯垢)がたまりやすく虫歯になりやすい
残念ながら、癒合歯には特別な治療法がありません(◞‸◟)
ただし、上記のようなリスクがあるので適切な予防治療を行うことをお勧めします
まずはレントゲン撮影
癒合歯は永久歯がない場合もあるので、永久歯の生え変わりが開始する
5~6歳頃から半年〜1年くらいの間隔でレントゲンを撮って永久歯の有無を確認します。
場合によっては、起こりうる噛み合わせや歯並びのリスクを踏まえて経過を観察する必要があります。
また、レントゲンで癒合歯の根の吸収状態を確認することもできます。
その際、必要があれば癒合歯の抜歯をすることもあります。
次にシーラントです。
シーラントは、むし歯発症リスクの高い、奥歯の溝や前歯の裏側の溝に行います。
溝を物理的に封鎖し、シーラント材の中に含まれるフッ化物により再石灰化作用を促進するむし歯予防法です
4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められます⤴︎
癒合歯の場合は、境目に行い虫歯のリスクを下げることができます(*^ω^*)
フッ素塗布も有効な予防方法です
フッ素は私たちの身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれています
フッ素はむし歯予防に欠かせないだけでなく、丈夫な歯や骨をつくるために大切な役割を果たしているんです(^o^)
フッ素を利用することで、むし歯予防に3つの作用があります!
①再石灰化の促進
歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。
②細菌の酸産生抑制
歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中に潜んでいるむし歯原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。
③歯質強化
歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします。
こちらの動画でも、詳しく解説していますので是非参考になさってください
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https://youtu.be/-OjB6ktbWKs
癒合歯は、お住いの市町村で主催する乳児歯科健診や歯科相談会などで、歯科医にお口の中を診察されて発見されることが多々あります
健診で、お子さんが癒合歯と診断されたら、保護者の方は心配になりますよね(´ω`)
でも、大丈夫です!!
リスクはあるものの、癒合歯自体に問題はないので、今後のために口腔ケアをしっかりすればリスクは回避できます♪( ´▽`)
はる歯科診療室では、お子様の来院を歓迎しています
また、現在多くのお子様が定期的に通院をして頂いています(*´∀`)♪
この動画は歯医者さんデビューを可愛いパペット達がお話ししているものです
是非、ご覧ください︎
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https://youtu.be/kyCybfdeEe8
お口は健康への入り口です。
はる歯科診療室でしっかりケアして、ご家族皆様で健康な毎日をお過ごしください♪
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