みなさんこんにちは
はる歯科診療室、歯科衛生士の森です。
梅雨が明けたはずが、雨ばかりの日が続きますね
️
体調管理には気をつけましょう!
今日は、「ひみこのはがいーぜ」
についてお話しします
みなさんは、この標語をご存知ですか?
この標語は、1990年に日本咀嚼学会により作られたもので、
噛むことの大切さを目的に8つの効用から構成されています。
まず、咀嚼(そしゃく)とは食べ物を噛み砕くという意味です。
柔らかい食品が増えて、噛む回数が減る現代、
一食あたり約620回なのに対し弥生時代の人は、約3990回と言われています(´⊙ω⊙`)
噛むことでどんな効果があるのか、「ひみこのはがいーぜ」の標語で説明します
[ひ]…肥満防止
よく噛んで食べることで脳にある満腹中枢が働き食べ過ぎるのを防ぎます。
[み]…味覚の発達
よく噛んで食べることで食べ物の味が分かります。
[こ]…言葉の発音がはっきり
よく噛んで食べることで口まわりの筋肉を使い表情が豊かになります。
口をしっかりと開けて話すと綺麗な発音ができます。
[の]…脳の発達
よく噛んで食べることで脳細胞の働きが活発になり子供の知育を助け、
高齢者は認知症の予防になります。
[は]…歯の病気を防ぐ
よく噛んで食べることで唾液がたくさん出るので口の中をきれいにします。
この唾液の働きで虫歯や歯周病を防ぎます。
[が]…ガンの予防
唾液の中にある酵素には、発がん物質の作用を消す働きがあります。
食事の時にひと口30回以上噛んで食べると効果的です。
[い]…胃腸の働きを促進
よく噛んで食べることで消化酵素がたくさん出るので消化を助けます。
[ぜ]…全身の体力の向上と全力投球
グッと力を入れて噛みしめたいとき、歯を食いしばるときに力が出ます。
こちらのアニメーション動画は、よく噛むことと体の健康について解説しています
是非、参考になさってください(*^^*)
☟☟☟
https://youtu.be/4Jzw5Ps_8SQ
また健康長寿とお口の関係についてもこの動画で解説しています。
こちらもご覧ください
☟☟☟
https://youtu.be/jSBouwYcdaY
歯並びが悪いと、上手く噛みしめることができず力が出ません。
硬いものをよく噛んで食べると顎の発達にもつながり良い歯並びにも繋がります
専門的に言うと、顎に少し付加がかかり歯根膜にリズミカルな刺激を与える運動が大切なんです!
普段の食事を工夫して、良く噛むように心がけることが大切です
植物系の繊維の多い食材や弾力のある食材、
良く噛まないと飲み込めない食事をなるべく多くするようにしましょう。
おすすめなのは、洋食よりも伝統的な日本食(玄米・人参・ごぼう・大根・れんこん・豆・昆布・小魚)です^_^
具体例をいくつか紹介します(^ω^)
乾物→切り干し大根・かんぴょう・高野豆腐など
ナッツ類→ごま・ピーナッツ・アーモンド・クルミなど
海藻類→昆布・わかめ・ひじきなど
肉→厚切り肉やブロック肉
お子様のおやつにも、噛めば噛むほど味の出る食べ物を選ぶのもおすすめです
例えば、するめや干物。
茹でた枝豆・とうもろこし・りんご・なし・干しイモ・焼き芋・大学芋などがあります
また、ご飯を食べるときは、献立の内容にかかわらず、お茶やお水お茶は一緒に置かないように。
食べ物を流し込みして、咀嚼回数を減らす原因になります
スパゲティなども、イカや貝、ソーセージ等の具を工夫することで噛む回数は増加します⇧
出来るだけ食材は大きく、または細長く切り、調理するよう心掛けるといいと思います。
味付けは薄くすることで、食材そのものの味を引き出そうと良く噛むようになります。
逆に甘い味だったり、塩味が効いていると口に入れてすぐ味を感じてしまい、あまり噛まずに飲み込んでしまいます。
毎日忙しく、なかなか食事をゆっくりできる時間が取れないときもあると思いますが、
よく噛んで食べることは全身に良いことがたくさんあります!
意識して食事してみて下さい。
よい歯並び、歯の健康は、健康の味方です。
1口で20回以上の咀嚼を心掛けましょう٩( ᐛ )و
また、いつまでもご自身の歯で毎日美味しく食事ができるように、
定期的に歯の健診や予防をしっかりしていきましょう
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