みなさんこんにちは。
はる歯科診療室、歯科衛生士の大西です。
定期健診や虫歯の治療などで歯科医院に行った時に、親知らずがあると言われた経験はありませんか?
その時、親知らずを抜いた方がいいのか、そのままにしておいていいのかわからない方も多いと思います:;(∩´﹏`∩);:
今日は、抜歯した方が良い親知らずや親知らずを置いておくとどんなことが起こるのかをお話していきます
まず親知らずとは、第三大臼歯と呼ばれる永久歯の1番後ろに生えてくる歯のことをいいます。
親知らずの由来ですが、昔の日本人の平均寿命に関係があるようです。
昔は平均寿命が50歳程度だったので、親知らずが生えてくる頃には親が亡くなっている事が多く、親が知ることなく生える歯であった事が由来となったようです🦷
他の説としては、乳歯が生えているところは抜けると永久歯が生え変わって出てきますが、親知らずは生え変わる事なくいきなり生える事が由来になっているという説もあります
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英語では『wisdom tooth(知恵の歯)』と言います。
これは、『大人になって物事の分別がつくようになった頃に生える歯』 という意味のようです🇺🇸
他の乳歯や永久歯と同じで、元々親知らずがない場合もあります。
基本的には10代後半から20代前半で生えてくる方がほとんどで、永久歯が生えそろった後に生えてきます。
生え方によっては真っ直ぐ生えてこなかったり、前の歯を押してしまい歯並びが変わってしまったりすることもあります
親知らずが生えてきていない方でも、歯茎の中に埋まっている場合もあります。
いずれの場合もレントゲン撮影を行うことで確認することができます
部位にもよるのですが、親知らずを抜いた後は腫れや痛みを伴うことがあります(´Д` )
なので、抜歯自体を嫌がられる方も少なくありません。
しかし、トラブルが起きた後だと治りが悪かったり周りの歯の治療が必要になります
というのも、親知らずは一番奥に生えてくるため見えづらく歯ブラシなども届きにくい場合があります。
生えてくる時や歯茎に埋まっている間にプラークや歯石などの汚れが溜まってしまい、歯茎が炎症を起こし痛みが出たり歯茎が腫れたりすることもあります(◞‸◟)
さらに、常に汚れが溜まることによって歯周病や虫歯のリスクも高くなってしまいます🦠
歯周病や虫歯が進行すると、親知らずだけでなくその手前の歯にも影響が出てくる場合もあります
親知らずの虫歯が進行し、大きくなったことによって手前の歯まで虫歯になって治療が必要になったり、歯周病によって歯を支えている骨が溶けてしまい抜歯が必要になったりしてしまう可能性もあります。
このように、状態のよくない親知らずを置いておくと手前の歯にも悪影響を及ぼします。
このように親知らずはお手入れしにくいことから抜歯をお勧めすることが多いです。
親知らず抜歯後の注意事項についても紹介します^ ^
1.抜歯後はガーゼを強く咬む
じわじわ滲むような出血はしばらく続きます。
また、麻酔がきれるとさらに出血します。
その場合はガーゼを咬み続けるようにしましょう。
2.麻酔が切れるまでは熱いもの、刺激物を口にしない
感覚が鈍麻しているので、火傷や傷を負っても気付きにくいためです。
3.入浴、飲酒、運動など血流が良くなることをしない
血流が良くなると、痛みが強くなりやすくなります。
4.抜歯部位の歯磨きは1週間程度避ける
傷口をまた開いてしまわないように、抜歯したところの歯磨きは1週間ほど控えましょう。
他の歯はいつも通り磨いてください。
5.何度もうがいをしない
傷口は血の塊ができることにより治ってきます。
せっかくできた血の塊がうがいにより取れてしまうと、治りが悪くます。
6.処方された化膿止めは全て飲み切る
痛み止めは日に日に使用量が減ってくると思いますが、抗炎症薬は痛みがなくても飲み切るようにしましょう。
こちらの動画でも抜歯後の注意事項を解説していますので、是非ご覧ください♪
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https://m.youtube.com/watch?v=FjP1XJqihjE&t=22s
真っ直ぐ生えていて上下で噛み合っている場合は抜歯せずにすむことがあります。
ただし、適切な治療やクリーニングなどのメンテナンスをしていくことが必要です。
親知らずの生え方やお口の中の状態はその方によってそれぞれです。
気になる方は一度歯科医院へ行きお口の中全体をチェックしてもらうことをおすすめします
難しい抜歯の場合や全身疾患がある方、親知らずを全て一気に抜いてほしい方には紹介状をお出しすることもできます。
是非ご相談ください。
ご予約のお電話は
087-833-6480
高松西町13-31
はる歯科診療室