みなさんこんにちは

😃

はる歯科診療室🪥 歯科衛生士の木場です(*´꒳`*)

毎日、蒸し暑いですね。
熱中症にならないようにしっかり水分補給をとりましょう(*^_^*)

今日は、歯根膜の役割についてお話ししたいと思います( ̄^ ̄)

その前に、歯の構造について説明します!

歯が口の中に露出している部分を歯冠、歯冠より下の部分を歯根といいます🦷

●エナメル質

歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織です。
水晶と同じくらいの硬さがあります。
しかし、酸に簡単に溶けてしまうという弱点があります。

●象牙質

エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部までの歯を形づくる組織です。
エナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。
象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。

●セメント質

歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と結合しています。
人間の骨と同程度の硬さです。

●歯髄

一般に神経と呼ばれる組織で、神経線維のほかに血管やリンパ管などが通っています。
象牙質に栄養を補給しています。

歯の周りには、歯を支える役割である「歯周組織」が存在します。

●歯根膜

歯根部分の表面(セメント質)と歯槽骨の間を結び付ける繊維性の結合組織を主体とした組織です。
食べ物を噛む時、歯にかかる力を吸収・緩和し、歯に加わる力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげるクッションの働きをしています。

●歯槽骨

歯を支えている顎の骨です。
歯はこの骨の中に植立しています。
歯周病などで歯槽骨が大きく破壊されると、歯はグラグラに揺れます。

●歯肉

歯槽骨を被っている軟らかい組織で、一般には歯ぐきと呼ばれている部分です。
歯周病など様々な病気の症状が表れる組織です。

●歯肉溝

歯肉と歯の境目にある小さな隙間のことをいいます。
健康な人でも1~2mmの深さがあります。

歯の構造については、こちらの動画で可愛いパペット達が解説しています

🐸
🐘

こちらも是非参考になさってください(●´ω`●)
   ☟☟☟
https://youtu.be/vwa8PQTzBfo

歯根膜について詳しく説明していきます^_^

歯(歯根:歯の根っこ部分)と骨との間にある薄い膜状の組織の事を言います。

厚みは0.2㎜ほどしかないこの膜が、歯の存続には欠かせません。

歯根膜は、実は縁の下の力持ちになっているんです(´⊙ω⊙`)

主な役割としては、

①歯を支える骨と歯の間にあり、歯と骨を強固につなぎとめる。

②噛んだ時の硬さや微妙な感触、刺激を感知して脳に伝える。=圧力センサー
また様々な方向から加わる力を上手く逃して、過剰な力が歯に加わるのを防ぐ免振機能の役割もしています。

この歯根膜に炎症が起きた状態を、「歯根膜炎」と呼びます。

★歯根膜炎になる原因

①虫歯菌による炎症

②歯周病による炎症

虫歯や歯周病に関しては日ごろからの歯や歯肉のケアが大切になります。
自分では気づかないうちに虫歯になっていたり、歯周病が進行していたりするので、定期健診を受けることによって早めに発見できる可能性が高まります。

③歯ぎしりによる炎症

歯自体は健康な状態にあっても、歯を持続的に食いしばったり、カチカチ合わせたり、すり合わせをする習慣を、ただ単に歯ぎしり ではなく歯牙接触壁=Tooth Contacting Habitといいます。

歯が接触していることにより、歯根膜の圧力センサーとしての働きに限界が起きて痛みが出ることがあります。

④根の治療後による炎症
根の治療の際、根の先ぎりぎりまで汚れを取っていくので、根の先に接している歯根膜に刺激が加わり、2・3日痛みが続くことがあります。

⑤歯の破損や外傷による炎症

歯をぶつけたり、折れたり、ひびが入って歯根膜炎になることがあります。
ぶつけた時に歯の歯髄が死んでしまうことがあります。

その他、歯根膜は歯の矯正に役立ちます。
歯に力を加えると歯根膜や骨の血流が悪くなって、骨を溶かす細胞が現れて、歯を移動させることができるようになります。

また、歯根膜は現在は人工的に再現できません。
なので、チタン製の歯を埋め込むインプラント(人工歯根)に歯根膜は再現できていません。

歯根膜の直接的メンテナンスはありませんが、歯周病が進行すれば、あごの骨が溶けてなくなり、歯根膜も無くなって歯が緩んでいきます

😓

歯周病が進行しないように定期的なお掃除とメンテナンスが重要になってきます

☝


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ご予約のお電話は
087-833-6480
高松西町13-31
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