みなさんこんにちは
はる歯科診療室、歯科衛生士の森です。
やっと冬らしい寒さになってきましたね
感染症には気をつけて、過ごしましょう!
今日は「酸蝕歯」についてお話しします
酸蝕歯という言葉はあまり聞くことがないかもしれませんね(^_^;)
酸蝕歯と虫歯は症状が似ているので、虫歯だと思われ来院される方もいます。
酸蝕歯は、酸を多く含む飲食物が原因ですが、
虫歯はお口の中にある細菌が原因です🦠
砂糖などが多く含まれている飲食物を多く摂取すると、お口の中に存在しているミュータンス菌がプラークや食べカスを栄養として酸をつくり歯を溶かしていきます。
原因が全く違うことを、ご理解ください
酸蝕歯とは…
歯の硬組織であるエナメル質が酸に侵蝕されている状態の歯のことを言います🦷
実は、普段私たちが摂取している食事や飲み物、果物、酢、ワインには意外にも酸が多く含まれているです
酸が歯に触れると一時的にエナメル質は、やわらかくなり溶けやすい状態になります。
そのやわらかくなった状態の時に歯磨きや硬い物を噛んだりするとエナメル質が徐々に薄くなり磨り減る原因になります。
さらに進行していくと、エナメル質の中にある象牙質が露出し刺激が届きやすくなり知覚過敏を起こすことがあります
エナメル質が磨減らないように、唾液によって酸を中和させる働きがありますが、酸の多いものを摂取しすぎてしまうと修復することが難しくなり酸蝕歯が進行してしまいますΣ(‘◉⌓◉’)
これは、酸蝕歯について解説したパペット動画です
こちらも是非ご覧ください
🦛
☟☟☟
https://m.youtube.com/watch?v=_pyaeydmDf0
酸を含む飲食物を摂取し過ぎていないか、こちらのセルフチェックしてみてください
️
○酸蝕歯の初期の症状○
・熱い物、冷たい物を飲んだらしみる
・歯の表面が丸みをおびて見える気がする
・歯が黄色っぽく見える
(歯が薄くなり象牙質が透ける)
さらに進行すると、
・歯がより黄色っぽく見える
・歯の先端が透けて見える
・知覚過敏がある
・歯の表面に凹みがある
などの症状が見られます。
酸蝕歯にならないようにするためには、
毎日の食生活を改善することが大切です
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炭酸飲料やワインは酸が強いため、
長時間お口の中に溜めておかないようにしましょう!
健康に良いと言われている酸ですが、
酸を多く含む飲食物を摂取しすぎてしまうと
生活習慣病にも影響が出てしまいます:;(∩´﹏`∩);:
寝ている間は唾液の分泌量が減少するので、
寝る前の摂取は控えて下さい
また、摂取直後は歯がやわらかい状態なので
摂取後30分くらい空けて歯磨きをすると予防できます
酸蝕歯にならないように、摂取しないというのは正しい予防方法ではありません。
摂取する頻度や摂取の工夫をし、さらに歯科医院での定期健診でも予防していきましょう
しみるなどの症状がある方は、まずはお気軽にご連絡くださいね
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