香川県高松市 西町の浜街道沿いにある歯科医院、はる歯科診療室です♪
みなさん、こんにちは 😃
今日は異常な歯肉の状態についてお話しします。
是非、ご自身の歯肉を鏡で見ながら読んでみてください^_^
まず健康な歯肉は、うすいピンク色をしていて硬く引き締まっています。
表面には「スティップリング」と呼ばれる不規則なくぼみがみられます。
歯肉乳頭と呼ばれる、歯と歯の間の部分の歯肉は、シャープな三角形の形をしています。
それでは、異常な歯肉の状態について解説します ☝️
①ブラックトライアングル
ブラックトライアングルは、歯間乳頭が退縮し、黒い三角形の隙間として見える、審美障害のことです。
慢性的な細菌感染による炎症によって、蕾状に腫れた歯間乳頭が治癒した際、歯肉が退縮して起きてしまう状態です。
加齢や咬合性外傷、成人矯正等によっても引き起こされます。
②薬物性歯肉増殖症
高痙攣薬、降圧薬、免疫抑制薬などの、薬剤の長期服用によって、歯間乳頭が付着歯肉の一部を含めて、蕾状からカリフラワー状に腫脹した状態です。
服薬によって必ず発症するわけではなく、プラークの蓄積と関連があります。
③歯肉クレフト(歯肉の裂開)
歯肉にできた垂直型のV又はU字型をした裂け目のことであり、過度の力を加えた縦磨きと、それに伴い停滞するプラークが原因と考えられます。
咬み合わせの異常によって起こる場合もあります。
④フェストゥーン(歯肉のリング状隆起)
歯肉の縁が浮き、輪状に盛り上がった歯肉の形態異常です。
原因はクレフトと同様で、主に誤った方向のブラッシング、力の入れ過ぎによって起こります。
主に犬歯付近に生じます。
力を入れすぎる歯磨きは厳禁!
クレフトとフェストゥーンの症状がある方は、歯磨きの見直しが必要です!
歯磨きの際、力を入れて過ぎている可能性があります ⚠️
適切なブラッシング圧は、100~200g程度の力です。
新しくおろした歯ブラシの毛先が2~3週間で広がるようでしたら、力の入れ過ぎと考えられます。
まず、歯ブラシの持ち方をペングリップ(鉛筆のように持つ方法)に変えてみましょう!
手首を使って軽やかにブラシを動かすと、力のコントロールがしやすく、より細やかな磨き方ができます (^O^☆♪
歯磨きをすることは、むし歯や歯周病の予防に大変有効です。
しかし、方法を間違えてしまうと、歯や歯肉を傷つけてしまいます。
はる歯科では、患者さん一人一人にあった歯磨き方法や清掃器具を提案しています✨
これは歯ブラシ選びについて解説したアニメーション動画です 🎥
こちらも是非参考になさってください 😁
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