みなさんこんにちは
はる歯科診療室
歯科衛生士の森です。
大都市圏だけではなく、香川県でもコロナ感染が広がってきています。
不要不急の外出は避けましょう!!
さて今日は、「過剰歯」についてお話しします。
過剰歯という言葉は、あまり聞いたことが
ない方も多いのではないでしょうか?
過剰歯とは…
乳歯は20本、永久歯は28〜32本が一般的な本数です。
それ以上の歯がある場合、過剰歯となります。
30〜40人に1人の割合でみられます。
過剰歯ができる原因は、詳しいことは分かっていません。
歯が作られる過程で、顎の骨の中の歯胚(歯の卵)が
余分に作られたり、複数に分裂して多く作られてしまうためなど諸説あります。
過剰歯には2種類あります。
普通に生えている歯と同じ向きの歯を“順正”
顎の骨の中に埋まっている歯を“逆正”
と呼ばれています。
乳歯の過剰歯は珍しく、ほとんどが永久歯です。
永久歯の過剰歯で多い部位は、
上の真ん中の前歯の間(正中過剰歯)、
上下親知らずの後ろです。
過剰歯は無症状であることが多いため、
外傷やむし歯のため歯科でレントゲンを
撮影したときに偶然見つかることが多いです。
また乳歯が抜け、永久歯が生えてきたのに、
前歯の隙間がなかなか塞がらないことから
発見されるケースもあります。
過剰歯があると、前歯が八の字なってしまったりと、歯並びに影響します。
また、永久歯の根元は、セメント質と呼ばれる組織でできており、エナメル質より柔らかくダメージを受けやすいので、過剰歯が骨の中の埋まっていると正常な永久歯の歯の根元を溶かしてしまうこともあります。
過剰歯の周りに嚢胞と呼ばれる膿みの袋ができてしまうと、骨が溶けることも
治療法は…
順正の場合は、そのまま生えてくることもあるので
生えてきてから抜歯するというのが一般です。
逆正の場合は、骨に埋まっているので自然に出てくることは期待できません。
正常な歯に影響がなければ抜く必要がなく、そのまま経過観察をすることがあります。
いずれの場合もレントゲン写真による診断が重要になってきます
はる歯科では、お子様の来院を歓迎しています
これは、お子様向けの歯磨き講座の動画です
是非、ご家族皆様でご覧ください
お子さんの中で、
・なかなか前歯の隙間が塞がらない
・乳歯が抜けた後永久歯が生えてこない
など、不安に思われることがありましたらまずは
お気軽にご相談くださいね
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