菌活

みなさんこんにちは

はる歯科診療室の西岡です

日が暮れるのが早くなり、秋の訪れを感じるようになりました。

静かに更けゆく秋の夜長を、いかがお過ごしでしょうか？？？

さて、先日行ったドラッグストアで「バクテリアセラピー」という言葉を目にしました

気になったので、ちょっと調べてみました

「バクテリアセラピー」とは、口腔ケア先進国であるスウェーデンのクリニックに浸透したのを皮切りに、今や世界90カ国で取り入れられているんだそうです。

人体にとって有益な善玉菌をチャージすることで口内の細菌バランスを整える、つまりは“菌活”です

一般的に、口の中には400から700種ほどの常在菌が生息するといわれています。

そのほとんどは名前も付けられていないような日和見菌です。

そして虫歯の原因菌となるものは2、3種。歯周病を引き起こすものは5、6種ほどが確認されています。

これらとカンジタ菌や緑膿菌、黄色ブドウ球菌などがいわゆる口の中の悪玉菌です。

特に歯周病菌に関しては、善玉菌を体内に取り入れるバクテリアセラピーによって、高い抑制効果が期待できるんだそうです^ ^

重症な歯周病を引き起こす危険な菌種についてはこちらの動画を参考にしてください

☟☟☟

https://youtu.be/lN8eln6SVFg

こんな人は口の中に悪玉菌が増えやすいんだそうです︎

□腸内環境が乱れている

□母親が虫歯or歯周病持ちだった

□歯医者には虫歯にならないと行かない

□血糖値が高い

□妊娠している

□甘いものをよく食べる

□パートナーに口臭がある

なんと！(◎_◎;)

どんな菌を多く持っているかは、幼児期に母親から感染した菌種の影響が強いんだそうです(o_o)

始めて知りました(´⊙ω⊙`)

ではどんな善玉菌を取り入れるべきなんでしょうか？？？

多くの国でバクテリアセラピーに用いられているのは「ロイテリ菌」という乳酸菌です。

1980年代にアンデス地方の高地に住むペルー人の母乳から見つかったもので、ポルフィロモナス・ジンジバリスやプレボテラ・インターメディアなど、代表的な5種の歯周病菌を抑制することが認められています！！

専門家によると、、、

『ロイテリ菌はもともとヒトの母乳に含まれていて、赤ちゃんが免疫力を高め、腸内環境を整えるために効果を発揮してきたとされる、いわば天然の抗生物質。

歯周病菌のほかにピロリ菌の抑制など、プラスαの効果も確認されています。

太古の昔は、多くの成人がロイテリ菌を持っていたと推測されていますが、大気汚染や食品添加物などの影響で体内から失われていったといわれ、現代では保有している人が多くありません。

一般的な乳酸菌と違って胃酸に強く、口腔内や腸内に定着しやすいのも大きな特徴です。

口と腸は消化管という一つの管でつながっています。

腸内が汚れていると、そこで発生したメタンガスや硫化水素などの毒素が全身を巡り、結果として口腔内の環境を乱してしまう。

実際に、腸内の善玉菌を増やすことで、全身を巡る悪玉菌の数が減り、歯周病が減ったというデータもあります』

ロイテリ菌って、なんだかとてもすごい効果が、ありそうですね

ロイテリ菌の製品としてメジャーなのは、トローチタイプのサプリメントとヨーグルト

口内に定着させやすくするには毎晩、就寝前にトローチを舐めるのが有効だそうです。

その際はしっかり歯を磨き、歯間ケアまで行ってお口をきれいにすることが必須です！！

いくらロイテリ菌をとっても、口の中が汚れていたら善玉菌を増やすことはできないからです。

もう一つ大切なのは、バクテリアセラピーを始める前に歯と歯茎の間に溜まった歯垢や歯石までプロによるクリーニングで除去することです！！

今はどんどん研究が進化してこのような良い製品が販売されるようになりました。

それでもやはり歯周病の基礎治療や毎日の念入りなブラッシングを行わなくては十分な結果は得られません。

「最近歯医者さんに行ってないな、、、」

「今、自分の口の中どうなってるんだろう、、、」

など、お心当たりのある方はまずはお気軽に来院してくださいね

ご予約のお電話は

０８７－８３３－６４８０

高松市西町１３－３１　はる歯科診療室