みなさん、こんにちは。
はる歯科診療室、衛生士の池田です。
12月に入って一段と寒さが増しました…🍃
大掃除を始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
綺麗になるとさっぱりして気持ちがいいですよね☆
ところでみなさん、L8020乳酸菌というものをご存知でしょうか?
私も実は聞いたことはあっても詳しくは知りませんでした…😓
L8020乳酸菌とは
L8020乳酸菌は、歯周病、むし歯になったことのない、健康な子どもの口の中から発見された、ヒト由来の乳酸菌です。正式名称は「ラクトバチルスラムノーザスKO3株」という菌種です。
L8020菌は人のお口の内に常在している、
- 虫歯菌
- 歯周病菌
- カンジダ菌
などの発育の阻止・殺菌効果があるとされています。
“8020”という名称は、「80歳になっても自分の健康な歯を20本残そう」という願いから付けられたそうです。
同じ意味が込められた8020運動については過去の記事に書かれていますので、気になった方は過去の記事を読み返して見てください💬
よくある歯の病気について
ここでまず、歯周病・虫歯について簡単にご説明します。
歯周病
歯周病とは、細菌による感染症です。
歯周病菌は歯を直接溶かすのではなく、歯を支えている骨を溶かしていきます。
骨が溶け続けると骨が歯を支えきれなくなり、最終的には抜け落ちてしまいます。
虫歯のように、痛みが出たり、冷たいものがしみたりと症状が出にくいので、知らぬ間に歯周病は進んでいきます。
実は歯を失う原因の第1位は、虫歯ではなく歯周病なのです!💦
さらに、歯周病は全身疾患とも関係していると言われています。
当院では、歯周病についてくわしくスライドを用いて、ご説明させていただいています。
気になった方は、気軽にスタッフに申し付けください。
虫歯
虫歯の原因は、ミュータンス菌と言われる虫歯菌が歯の表面につき、酸を産生して歯を溶かしていくことで起こります。
虫歯を放置して治療を行わず、歯の根っこだけになってしまった場合、被せものができず、抜歯になってしまうこともあるため、早めの治療が必要です⚠️
このように歯周病も虫歯も、細菌が原因です。
歯医者さんでプロのケアを行い、尚且つご自身で毎日ブラッシングなどのセルフケアをきちんとしておくことが大切です✨
予防ケアとしての乳酸菌“L8020菌”
セルフケアも正しく、きちんと行わなければ、虫歯や歯周病のリスクは高まっていきます。
これは意外と大変なことですよね😢
そこで予防ケアとして注目されたのが、乳酸菌“L8020菌”なのです。
先ほど、L8020乳酸菌は
- 虫歯菌
- 歯周病菌
- カンジダ菌
などの発育の阻止・殺菌効果があるとご説明しましたが、実際にどのように働くのか解説しましょう。
虫歯への働き
シャーレなど実験室レベルでの検証結果では、99.9%の虫歯菌が死滅するというデータが出ています。
菌の数が減ると、虫歯になるリスクも低くなります。
歯周病への効能
菌体への効果もすばらしいのですが、さらに注目したいのが“LPSの中和効果”です。
“LPS”とは菌体の殻にある毒素のことです。「内毒素」ともいい、歯周病の多くはLPSによって引き起こされると言われています。
L8020菌には、このLPSを中和し、歯周病になりにくい環境を作ったり、改善したりする効果があるのです。
つまり、L8020菌は直接虫歯菌や歯周病菌にアタックするんです🤜
いまL8020乳酸菌が、タブレットやヨーグルト、マウスウォッシュなど製品化されているようです。
毎日のブラッシング、歯医者でのプロのケアに加え、補助的なケア用品も試してみてはいかがでしょうか?( ´﹀` )
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