こんにちははる歯科診療室の受付の西岡です( ´ ▽ ` )ノ
来週はハロウィンですね。
私が小さい頃はこんなにメジャーなイベントではなかったと思うのですが、今や人気ですね。
お菓子や甘い物を食べる機会も増えますが食べた後の歯みがきを忘れないようにしましょう。
今回は入れ歯についてお話します。
入れ歯をお使いの方へ
はる歯科では、入れ歯をお使いの方に義歯洗浄剤のご使用をオススメしています!
「入れ歯をちゃんと食後に外して洗ってるから大丈夫!!」
「歯と違って目で確認しながら、洗うことが出来るから必要ないよー!」
おっしゃる通りです( ^ω^ )
ですが、入れ歯は複雑な構造になっているので、ちゃんと磨けているようで磨けていないんです😭
歯磨きに時間をかける方はいらっしゃいますが、それと同じくらい時間をかけて入れ歯を洗う方は少ないのではないでしょうか?
例えば部分入れ歯!
歯にかけるバネは特に複雑な構造になっています。
そのバネの内側には特に磨き残しが多く起こってしまいます。
また磨き残しが起こってしまう原因のひとつに入れ歯の材質も関係があります。
入れ歯の材質は・・・
床…………レジン(合成樹脂)
人工歯……レジン・既製品の陶歯。
バネ………金銀パラジウム合金・ニッケルクロム合金など。
が使われています。
これらの材質は歯とは違って汚れがつきやすいんですΣ(゚д゚lll)
技術の進歩とともに滑らかな素材にはなっていますが、やはりミクロの世界で確認するとザラザラです。
そのザラザラ部分にプラークがついてしまうんです。
人工歯には歯と同じく歯石が付くこともあるんですよ!
中には人工歯だけでなくバネの部分にも歯石がついてしまう方も!(◎_◎;)
これらの入れ歯の表面についたプラークの事を、デンチャープラークといいます。
天然歯に付着するプラークと比較すると、真菌が占める割合が多いです。
とりわけ、カンジダ菌(Candida albicans)が多く確認されます。
そんなデンチャープラークは、口臭や残存歯のう蝕、歯周病、義歯性口内炎の原因となります。
また、要介護者や高齢者に関しては、睡眠中に不顕性の誤嚥を起こしやすいため、デンチャープラークに含まれる細菌も一緒に誤嚥することが多いです。
つまりデンチャープラークは、誤嚥性肺炎の原因ともなりえます。
入れ歯だから大丈夫ということはなく、入れ歯だからこそ気を付けなくてはいけないですよね(><)
細かい部分まできれいする為には、義歯洗浄剤の使用が必須です!
義歯洗浄剤の使い方について説明をします。
はずした入れ歯は先にブラシで清掃し、義歯洗浄剤を溶かしたぬるま湯に入れます。
入れ歯を外して寝られる方はそのまま一晩つけておきましょう。
(残存歯の状態で義歯を入れて寝た方が良い方もおられます。分からない方はご相談くださいね)
浸漬・洗浄後、歯ブラシを使用して流水下で仕上げ洗いをします。
落して破損させないよう、水を張った洗面器などの上で洗うことをオススメします。
義歯洗浄剤は、はる歯科の受付で販売しています⭐︎
お気軽にお申し付けくださいね( ^ω^ )