香川県高松市 西町の浜街道沿いにある歯科医院、はる歯科診療室です♪
みなさん、おはようございます!
健診に来る子供達に伝えたいことがあります。
それは「ヒトは大人の歯が抜けると二度と萌えることはないんだよ。だからちゃんと歯磨きをして大切にしないとね!」
「何度も萌えてくれば,歯科医院へ通わなくてすむのに・・・」
あるお子さんの嘆きです。。。
大人も同感の方がおられるのではないでしょうか?
一方,歯が何度も萌えてくる動物もいるのも、みなさんはご存知ですか?
例えば、サメ
歯が抜けても次々と萌えてくるんです。
たった1ヶ月で、すべて萌え代わるとさえ言われています。
うらやましい限りだなと思った方も多いとのでは?
でも本当にそうなんでしょうか???
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ヒトは、単細胞動物から魚類へ、そして両生類から爬虫類の時代を経て進化してきました。
この間、45億年。 この時の流れが、ヒトの体に刻まれています。
その過程のなかで、必然性があったからこそ、萌えかわらない歯が誕生したのではないのでしょうか?
さて「サメが漁船を襲い、そこにはサメの歯が刺さって残っていた。」といった記事を見たことはないでしょうか?
そう!!! サメの歯は、抜けやすい歯なんです!
この理由はサメの歯は、歯の根がないからなんです!(◎_◎;)
これがヒトの歯との大きな違いです。
ちなみに進化の過程で爬虫類までの動物には、歯の根が存在しません。
歯の根は、木の根と同じでなければ台風で倒れてしまいます。
抜けてもまた萌えてくるのだから・・
という疑問の答えには、まだ至っていませんが^^;
ところでご飯の中に砂粒が入っており、間違って噛んでしまったらどうなりますか?
とっさに口が開く方が大半だと思います。
これは歯に対する防衛作用で、一定の力以上がかかって歯が壊れるのを守る為の行動です。
この役割をするのが、歯のクッション役の歯根膜です!
歯根膜には、もっと他にも働きがあります。
例えば、我々がお寿司屋でマグロとタコを注文したとします。
顎の動かし方に違いがでませんか?
マグロは簡単に咬み切れます。 ところがタコは咬み切れません。
歯ごたえのある食べ物は、歯を微妙にずらして咬み切ろうとします。
そう! ヒトは食べ物に合わせて、顎の動かせ方を変化させて食べることができるんです(*゚▽゚*)
サメとヒトの歯には、もっと大きな違いがあります。
サメの歯は、尖った歯ばかりです。
ところがヒトには、3種類の歯があります。
①食べ物を咬み切る前歯
②ひきちぎる犬歯
③奥歯で咀嚼
そして飲み込みます。
一方サメは、獲物にかぶりつき、丸飲みするだけだです。
これでは歯ざわり、舌ざわりも楽しめないですよね😭
サメにとって歯とは、手に代わって獲物を捕らえる道具なんです。
無理に噛むと歯が抜けてしまう(´;Д;`)
ヒトでは、歯が抜けないように、歯の周りを囲む歯槽骨(しそうこつ)があります!
歯と歯槽骨の関係は、電球とソケットの関係と同じです💡
ソケットの役割をする歯槽骨のおかげで、歯が抜けません!
歯が抜けないためにも歯周病予防が大切です。
歯周病は、歯垢や歯石の中に存在する歯周病原性細菌の毒素などの影響によって、歯槽骨が溶かされ、歯が病的に動きだす歯グキの病気(◞‸◟)
言いかえれば、ヒトの歯がサメの歯へと退化する病気なんです!
ヒトの歯は一度しか萌え代わりません
しかし、大切にとりあつかえば、一生保つようにできています🌟
それには日頃のブラッシングはもちろん、定期健診も重要です!!
はる歯科で、しっかり歯周病治療とケアをして、一生美味しく食事をしましょうね🍴
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高松市西町13-31 はる歯科診療室