はる歯科診療室です
人と衝突した、転んだ、交通事故にあった、スポーツでぶつかったなどにより、歯に強い力が加わって歯の怪我をする場合があります。
歯の怪我を歯の外傷といいます。
歯の外傷になってしまうと、歯とその周囲の歯周組織に様々な影響があります。
状態により、脱臼、破折、歯の埋入、歯の神経の損傷、歯を支える歯槽骨の骨折など程度は様々です。
目で見える状態とそうでない状態がありますので注意が必要です。
歯の外傷は、上の前歯に多く症状が軽い場合でも、その後しばらくしてから症状が出ることがあり、そのまま放置しておくと、治療しても予後が悪い場合があります。
また、乳歯の場合はあとから生えてくる永久歯に影響を与えることがありますので、生えかわりまで定期的に検査し、歯の状態を長期に観察する必要があります。
スポーツ中、歯がかけてしまったとのことで受診されました。
外傷歯とその周囲の歯周組織を丁寧に精査し、レントゲン写真でも破折部位を確認しました。
破折部を形態修正しました。
透明な歯科用接着材で、暫間固定(しばらくの間)し、予後をみます。
現在、痛みもなく経過良好とのこと!!