はる歯科診療室です
お父様お母様などのご家族様からお子様の歯に関しての質問の中に、
「 歯ブラシの仕方にはどんな方法があるのですか? 」
という質問がありました。
乳歯の時には歯ブラシを前後に細かく動かして行うスクラビング法が適しています。
操作は比較的簡単ですが、この年齢ではまだ自分自身で完全に歯を磨くことは困難ですから、保護者による仕上げ磨きが不可欠です。
永久歯が生えてくる頃から、スクラビング法に加えて描円法(フォーンズ法)取り入れましょう。
この方法では、歯ブラシを大きく円を描くように動かします。歯の平たい面には清掃効果が高い方法です。
小学校高学年になると、むし歯の他に歯肉の病気にも注意する必要があります。
これまでの方法に加えて、回転法(ローリング法)を取り入れましょう。
スクラビング法、描円法が主に歯ブラシの毛先を使用するのに対して、回転法では歯ブラシのわき腹を使用します。
歯肉のマッサージと歯面の清掃を同時に行うことができます。
年齢や、一人一人に適した方法があります。
是非、ブラッシング指導を受けてみてください。
参考文献
・日本小児歯科学会
・日本口腔衛生学会
・日本歯科医師会