はる歯科診療室です
お父様お母様などのご家族様からお子様の歯に関しての質問の中に、
「 何歳くらいから歯みがきをすればいいのですか? 」
という質問がありました。
子どもの歯が生えてくるのは生後6~7ヶ月頃からです。まずは、子どもに歯ブラシを持たせることから始めてください。
最初は歯ブラシで遊んでいるように見えるでしょうが、歯みがきを行うという習慣をつけることは必要です。
まだ子ども自身による歯みがきの効果は期待できませんから、最後に保護者が歯ブラシ、またはガーゼか綿棒などを用いて、仕上げ磨きをしてください。
子どもが全ての歯に自分で歯ブラシをもっていけるようになるのは、おおよそ8歳くらいからと言われています。
ですから、それまでは保護者が子どもの磨けていないところをチェックしてください。
歯みがきのタイミングは「食後」と「寝る前」が理想的です。むし歯は砂糖の摂取と大いに関係があります。
砂糖を摂取すると、口の中の酸性度が上がり、むし歯ができやすい環境になります。
砂糖を摂取した時にはタイミングのよい歯みがきを心がけたいものです。
そういう点では「おやつの後の歯ブラシ」は特に大切です。
また、寝ている間は唾液の分泌が低下して、口の中の自浄作用が低下します。
寝る前の歯みがきも習慣にしましょう
はる歯科診療室
野口 卓司
参考文献
・日本小児歯科学会
・日本歯科医師会